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茶飲話

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我在り我無し自ずから、自然に——□△◯☆
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2023年6月の記事一覧

御尤

 「『隻手の音声』という公案を与えられ、即座に師の横っ面を引っ叩いたものがいたそうじゃ」…

□△◯☆
1年前

色調

 「てんやわんやしているのは『人間』だけではなかろう」「天地がひっくり返ったところでわか…

□△◯☆
1年前

擬人法

 「♩Chirp chirp chirrup chirrup, Chirp chirp chirrup chirrup....」「お主は『鳥』か」「…

□△◯☆
1年前

好奇心

 「猫がのう、百足を見つけていじくっておったのじゃ」「それで.... 噛みつかれたとか」「そ…

□△◯☆
1年前
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萌芽

 「内でも外でもないところに、知らぬ間に種が蒔かれ、知らぬ間に発芽しとる」「『自分』の知…

□△◯☆
1年前
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団扇

 「氷と氷がぶつかれば砕ける。水と水なら….」「次は空気ですね。言わんとしていることはな…

□△◯☆
1年前

融通

 「地球上すべての言語を習得しても言い表せないことがあるだろう」「耳を澄ませ、と」「『こころ』を、とでも言わせたいのか」「お、鋭い」  「言葉には意味がある」「音声にも、とでも」「判断も解釈もせずに見聞する」「いつだってそうしているだろう、と」「疑う余地なく、な」

琴線

 「昔々、坊さんが揃って『隻手の音声』の公案を解こうとうんうん唸っているそばで、物心つか…

□△◯☆
1年前
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