真っ只中

　「目の当たりにしなければ『奇跡』を信じられないのだろうか」「今ここに在る奇跡のことですね」「このまったく当たり前の様な日常こそ奇跡中の奇跡であることに気づいておるものはいるのだろうか」「はい。ここにおります (笑)」

　「気づいたところで何も変わりはないようで、すべてが変わってしまう」「否定しようがないですからね」「そのうち『奇跡』なんてことも意識しなくなる」「『奇跡』しかないですから」「不可

立場

「あなたはいろいろ言うが
　わたしになってみたら
　何と言うだろうね」

「その言葉をそのまま
　お返しすると
　あなたは何と言うだろう」

「慮ることこそできても
　他人になれないのは
　あなたもわたしも同じですね」

「確かに。先ほどあなたに
　言ったことはわたし自身に
　言っていたのかもしれない」

「『それでも… 』ということは
　あなたにもわたしにも
　あるでしょう」

「つい忘れてしま

知恵

「知ることに限りは無いですね」

「『限りがある』ことを知ることも
　含めての話じゃな」

「それを『恵み』ととらえることも
　できますね」

「さて、何をしよう」

「まずは『ここに在る奇跡を存分に味わう』
　というのはいかがでしょう」

「誰もそこから離れることなど
　できはしないぞ」

「わかっております」

「本当にか？
　本当の本当にか？」

「その問い、そのまま
　お返しいたします(笑

こころ

「Mind に Heart に Soul に Spirit、
　多分どれも『こころ』で収まるだろう」
　
「議論が生じ、その尽きたところに
　無心が顕現する、とでも」

「『無心』などと言ったところで
　掴めるものでもあるまい」

「両腕を広げ虚空を掴むような
　真似はしません」

「誰もお主の鼻を捻ったりはせんから
　安心しなさい」

「いてててて！」

"Some say, life is a mystery..."
"Aren't we all ever unfolding?"

😄

「言うまでもなく、背景にも背景がある」
「もしや、辿った先は『今ここ』とでも?」

行雲

「『玉石混淆』と言うが、
　石も磨けば玉になる。
　いや、磨かなくとも、か。
　玉にしても石に他ならない」

「え、そんな意味でしたっけ。
　まあ、見方次第ではありますが」

「見方というが、見ているのは
　玉か、それとも、石か」

「畢竟どちらでもない、
　ということですか？」

「夜空を見上げれば、
　無数の宝石が散らばっとる」

「心が澄んでいれば、
　見上げずとも」

「今日は晴れそうだな

焚き火

「網目をいくら細かくしても風は通る」
「塞いだら息ができなくなります」
「何をとらえようというのか」
「例外なく、とらえられないものでしょう」
「何の話じゃ」
「何でもない話です」

「ところで網に魚は入っているか」
「いや、何も」
「そりゃあ良かった」
「火を起こして食事の準備をしましょう」
「ところで何の話じゃったかのう」
「御多分に洩れず、とらえられない話です」

「『憶測でものを言うな』
とか言ったりしますね」

「それって、もしかして
『真面目に受け取ったら
何も言えなくなる』って落ち？　
あ、これも『憶測』か！」

「お、久しぶりのノリツッコミ！」

「今時誰も言わんでしょう(笑)」

たわい

　「たとえ時差があったとしても、話しているのは『今』だよな」「そう言われるとそうだな」「ビッグバンを前提にすると、現存するすべては同い年ってことになったりする?」「そういう見方もできなくもないか」

　「固定観念とは言うけど、流動観念とは言わないな」「当たり前すぎて言うまでもないから… とか」「常識?」「流動していることが?」「時間の観念が無いとは言うが、有るとは言わないな」「ところで今何時? (

印象

「言葉の前には声があり声の前には音がある。
音は波であるがゆえに是非は問えない」

「その『波』とやらの出処は？」

「風をとらえることはできない。
とらえたら風ではなくなる」

「答えになっていませんが・・・」

「『光』とでも答えたらいいのでしょうか。
しかし、その出処はどこでしょう」

「えーと、なんの話でしたっけ」

「『何でもない話』ではなかったかと(笑)」

www...

「議論の果ては何だ？」
「『沈黙』なんて言うなよw」
「なんだ、お見通しかww」
「そりゃあもう、目が無くなるほどにwww」

"What do you think it is to know?"
"To be aware of how little you know"

"What about belief or faith?"
"To stay open to all possibilities"