自分の年齢や環境でいろんなことを諦めている人へ
何かを始めることに遅すぎる
ということはない。
人生の分岐点で
わたしの背中を押してくれたのは
この言葉だった。
最初にこの言葉を言われたのは
28歳の頃。
当時、私は
福岡で訪問理学療法士として働いていました。
なんの不満があるの?
ってくらいとても平和で幸せな暮らしだったと思います。
穏やかなで凪のような日々。
かわいい愛犬と過ごす愛おしい日々。
実家も比較的近くて帰りたいときにいつでも帰れる。
当時住んでいた家は、
わたしが今までの人生の中で住んだ家で
1番住み心地がよかった。
でも、当時の私は
いつもこんな風に思っていました。
こんなに穏やかで幸せでいいんだろうか。
別の言い方をすれば
幸せ過ぎて怖い
wwwって思うかもしれませんが
本気でそう思ってました。
でも。
実はわたしには
「東京に住みたい」
というひそかな想いがありました。
東京の大学に通信教育で在籍していた当時。
年に1回行われる現地での1週間のスクーリング。
これで、2回ほど東京での暮らしを経験した私は
目覚めてしまったのですww
「東京・・吉祥寺に住みたい」
(スクーリングの際、吉祥寺のウィークリーマンションを借りていました)
でも、わたしは
このまま福岡に住み続けることが当然
と思ってた。
一人っ子だから
母の近くにいるのが当然と思ってた。
だって、もう28歳にもなるんだし・・・。
自分の「想い」と「思い」の葛藤の日々。
そんな時に
何気なく話していた
当時の上司(といっても歳は1コ上なだけ)から
冒頭の言葉を言われます。
「何かを始めるのに遅すぎるということはないよ」
当時28歳。
40代になった今思えば
「なーに、28歳なんてまだまだ!!!」
って本気で思うけど
当時は
もう28歳。この年なんだから落ち着かなければ
って本気で思ってました。
でも、上司からそんな言葉をかけられて
わたしの東京への「想い」に拍車がかかります。
とはいえ、
1番の壁は母でした。
シングルマザーとひとりっ子の娘。
友だちみたいに仲のよかった母は
わたしが福岡に住むようになった時
とても喜んでくれました。
(それまでは神戸に住んでたので)
せっかく近くに戻ってきてくれた娘が
今度は更に遠い東京なんて・・・
当時の母の心境は
わたしの想像以上の絶望だったかもしれません。
もちろん罪悪感はありました。
でも、気持ちを止められなかった。
そんなタイミングで
当時東京に住んでいた高校時代の友達が
里帰り出産で地元に帰ってきました。
偶然、その友達とばったり出会った母。
(母も友だちのことは知っていました)
その友達に
わたしが東京に行きたいと言っている不安を
伝えたようでした。
わたしが東京に行きたがっている
と知っていた友達は
母に
「おばちゃん。私がいるから大丈夫だよ」
と言ったそうです。
(後に母から聞いて知りました)
母がよく知っていた、信頼していた
彼女だったからこそ
母を安心させるには十分すぎる言葉だったようです。
そこからです。
母がわたしの東京行きを支持してくれるようになったのは。
そして、その5ヶ月後。
憧れの吉祥寺住まいが実現。
結果、東京での生活を満喫しまくり
今の夫と出会って
今に至ります。
最高の6年間でした。
(当時付き合っていた夫の九州への転勤が決まって
それに合わせて結婚→帰郷となりました)
随分と余談が多くなりましたが
相談した上司からの
「何かを始めるのに遅すぎるということはないよ」
って言葉がなかったら
今の私はないかもしれません。
この話はほんの1例。
次回はまた別の
「何かを始めるのに遅すぎることはないよ」
をお伝えしたいなって思ってます。
もし、自分の年齢で環境で
自分の希望を諦めようとしているしている人がいたら
この言葉を送りたい。
何かを始めるのに遅すぎるということはないよ。
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