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”マイケル・ケンナ写真展”

昨日、山のガイド仲間の新年会で新宿に出た。
ぼくはガイドではないのだけれど、毎年声を掛けてくれて、楽しく飲んでいる。

その飲み屋へ行く前に、恵比寿にある東京都写真美術館でやっている「マイケル・ケンナ写真展」へ立ち寄った。

無機質なものと動的な自然をひとつの写真の中で絵画のように美しく融合するモノクロームの世界は、シンプルで優しく、同時に強いメッセージ性を持っている。

45年に及ぶ活動をたどるように展示された作品群を観ているうちに、今まで自分が「好きじゃない」と嫌ってきたものを、彼は完璧なまでに構築して、自分のものにしていた。
それを目の当たりにされて、ぼくは気付いた。

これまで「好きじゃない」と言ってきたものが、実は好きだったってことを。

ただ、それがあまりにもオーソドックスで、単なるスタイルに思え、重要であることは分かっていつつ、克服する自信が自分になかったから避けていただけだったのだ。

それを認めてしまって彼の作品を観ていると、その世界観は遊び心に満ちていて、愉快でさえあった。

これからは向き合っていこう。

「マイケル・ケンナ写真展」、2日後の日曜日までっす( ′ ʘ ε ʘ ‵ )

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3104.html

※写真は、マイケルさんとは関係ない、先週散歩先で撮ったスナップ


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