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子供の夢。大人の夢。叶わぬ夢。大切な夢。大人の夢って笑うこと。

大人はいったい何になるのかと?


 幼き頃には大きくなったら何になるのかと夢を膨らませていたことだろう。大抵それは職業であって、大きくなったらこんな事をする大人になりたい。なんて学校の宿題に書いてみたりしていた。そして大人になって大抵はその頃とは違う職業に就き、夢なんて叶わないものなんだとちょっと愚痴を交えた日々を過ごしていたりする。
 夢とは自分が何かになろうとすること、そんな事を誰が言ったのか、ただただ楽しそうで尊敬される職業人になることを大人に宣言して、いつしか現実の生活の中でそんな思いなんてどこかに置き去りにして、物分かりの良い、人当たりの良い大人になっていきました。


何かになるのか自分になるのか


 子供の夢の中で尊敬される職業についた自分ではなくて、個人の性格を表現した言葉はあまり聞かれないような気がする。大人たちが子供達に向けて発するメッセージの中には「優しい大人になりなさい」「人に尽くす大人になりなさい」「誰かの力になれる大人になりなさい」そんなメッセージもきっとあるに違いないと思うのだが、そんな大人たちも詩人や伝記の中からそんなメッセージを日々受け取りながら暮らしている。それでも尊敬できる大人の発言の中では「あの先輩の一言があったからこそ今の自分がいる」とか「あの人の頑張っている姿を追いかけて自分もここまで頑張ってきた」という言葉を幾度となく聞いてきた。
 いろんな場面でいろんな人の行動や発言を見聞きしながら、尊敬できる人、影響を受ける人、真似てはいけない人、あまり干渉したくない人と自分の中で様々な人に出会い、自分の価値観を周りの影響を受けながら作り上げているように思う。


大人の夢って叶うものなのか


 クラブハウスを始めて最近色々なところで頑張っている人々を見かけ、その姿を見ていることでいろんな影響を受けて自分の生活も変わってきた。独立し様々な方面で人との縁を大切に素材集めから、日々製造方法も試作を繰り返し日々進化する手作りお菓子を全国に向けて発信されている方、人との出会いを大切に日々自身の向上に努力を惜しまない人、そして日常の生活を大切にしながらも趣味をライフワークの一つとして懸命に打ち込んでいる人、そういった姿を日々見ているうちに、努力する姿、優しく人に接する姿、人を応援する姿を見ているうちに自分もこういった人になりたい。そう思えるようになった。きっとこれが大人の夢なのかもしれない。


いろんなものを背負いながらも笑っている人の勝ちである


 子供のように明るい将来だけを思い描いてても、大人になればどんな人でも何かしらの荷物を背負いながら生きている。誰かに言ってはいけない言葉を発して後悔している人、誰かを傷つけてもう会えなくなってしまった人、自分に言い訳をしながら本当の自分と違う人になってしまった人、自分を閉じ込めて誰にも自分を見せられなくなった人、本当はなりたい自分があるのにずっと犠牲にしてきた人。そしていろんな人がいろんな事を抱えた人たちにエールを送りながら、新しいアイディアを持ち込んで、ひとりじゃ出来ないことでもいろんな方面の方々の力添えでどんどん可能性が広がっていく。どこに向かっているのかは誰にもわからないけれど、毎日笑顔で前を向いてさえいれば毎日少しずづどこかへ進んでいける。

当たり前のことが当たり前じゃない時代の交流


 当たり前のことが当たり前じゃなくなった今だからこそ、余計に当たり前のことが心に響いて、涙もろくもなりながら、前に進んでいたいと思える日々が繰り返されている。テレワークや自粛生活の中で、これまでの様に人と出会い話し笑い合う時間が消えた。そんな時にインターネットの向こうにいる方々と声で繋がり、日々挨拶を交わし、日々応援しながら笑い合える優しさをもらっている。
 先日最終回を迎えたドラマの中で「私の好きは、その人が笑っててくれること。笑っててくれたら、あとはなんでもいい」というセリフで幕を閉めた。


毎日笑っている人になりたい。そんな夢を描いて


 大人の夢ってこういう事を言うんじゃないのかな。と言うこともこの辺りでクラブハウスを聞きながら思うようになった。大人の夢って人に優しくなりたい。誰かを勇気づける人になりたい。少しでもみんなが笑顔で暮らせるように何かをしたい。子供たちが楽しく暮らせるように応援をしたい。誰かのために仕組みを作りたい。叶わないかもしれないけれど、少しでも前へ進んでいたい。そんなものたちが大人の夢なのかもしれない。
 まずは背負ってる荷物を一瞬下ろしてゲラゲラ笑って明日へのエネルギーをもらいましょう。

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