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2021/4/1「労働民族の記憶を思い出せ」

・4月1日を過ごす人はおおよそ2つの種類分けることが出来る。エイプリルフールの存在を認識出来る人間と認識出来ない人間。私は後者。

新しい職場に対しての緊張とそこで入ってくる新しい情報の洪水で脳のリソースが全て持っていかれていたので、エイプリルフールの存在を微塵も思い出すことなく今日が終わった。年に一度、誰でも参加できるお祭りに参加しなかったの勿体無かったな......

・ちょっと前まではエイプリルフールとかハロウィンとかのイベント事に対して、ネット上の狭いコミュニティの意見を真に受けて斜に構えて、はしゃぐ世間を小馬鹿にして自分は世間とは違う存在なんだと思いたがっていたんだけど、最近ようやくインターネットだけが世界ではない事が理解できるようになったので体が真っ直ぐになってイベント事を素直に楽しめるようになった。


・久しぶりに混雑する電車に乗って混雑する駅を歩いて混雑する電車に乗り換えて職場に向かう。電車は乗ってるだけで体力を消費することを思い出すのにそう時間はかからなかった。職場の最寄り駅に着くころには一仕事終えたような疲労感。社会人ってこれを毎日やってんのか。

この疲労感も次第に労働民族の記憶を思い出していくことで感じ無くなるんだろうな。肉体も精神もすっかり労働に馴染んでしまっているんです。


・今日は初日だという事もあってパソコンのセットアップとか職場の案内を受けて終わったのだが、久しく全く新しい情報をインプットすることをしていなかったので結構疲れた。でもこの脳が情報でパンパンになっている感じは久しぶりだったのでちょっと良かった。

・人の名前と顔を覚えるのが苦手なので一度紹介されたくらいじゃ何にも記憶に残ってくれないため、今日紹介されたあの人達の事を今ではおぼろげな輪郭程度にしか思い出すことが出来ない。しばらくは他の人の会話から名前を思い出す毎日になるでしょう。


・世間が新しい一歩を踏み出したタイミングで自分も新しい一歩を踏み出すことで世間との歩調が合っているこの感じは久しぶり。人の波に乗りながら駅を歩いていると社会の一人として生きているようで面白かった。

お金を捨てるためのドブです。 ドブに捨てるよりも時間はかかりませんので是非。