2021/3/30「わたしはそこにいたのだろうか？」

・明日は午前中だけ出社して貸与品の返却だったりPCを初期化したりするだけなので実質今日が業務としては最終日になるんだけど、とはいえさしあたって特に仕事がある訳でも無く、個人的に作ってたメモや資料みたいなノウハウになりそうなものを整理していた。

・データを整理してると懐かしいものや思い出したくないもの、誰にも見つかることなく消し去りたいもの等々、色々なものが出てくる。

・特に仕事が1番忙しかった時期のメモを見返していたら、唐突に人生について書いているポエムらしき文書が目に飛び込んできたときは過去の自分を慰めたくなった。辛かったんだな、あの時。

でもな、それは未来の自分のボディーに効くからやめておいた方がいいぞ。

・不意を突いた過去からのボディーブローでもんどりうっていたが、楽しかったことも辛かったことも眼の前にあるパソコンが初期化されれば次第に時間と共に輪郭が失われて明確に思い出すことが出来なくなるんだと思うといくらかの虚しさと、分かっていてもどうにも出来ない無力感を感じる。

記憶としてある程度は残滓として残るのだろうが、いつかはその記憶自体の存在を認識出来なくなり無かったことになるのだろうか。

わたしはそこにいたのだろうか？