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何かを始めようとするとき、人の反応が心配になりすぎる、批判される気がしてならないHSPさんへ

そういう個と。プログラム主宰の皆川公美子です。

今日のテーマは、

一歩が出ない、不安が先に出てしまう。

です。


何か物事を始めよう!と思った時、

例えば

複業をしよう、フリーランスを始めてみよう

という時に

・なんだかお客様の反応が心配になってしまう。

・誰かから非難されるんじゃないか。

・大した実力じゃないねって言われるんじゃないか。

・みんなの反応が悪かったら怖いな。

みたいな感覚が起こる方はいますか?


実際にすごく責められた体験を思い出す方と、

責められるかもしれないっていう恐れを持ったり、
そういう想像ができてしまって怖いっていう方は


心理的にちょっと違います。

今日は後者の方についてのお話です。




何か物事をやってみて、または、まだやってはみていないけれども、
常に、
批判されるかもしれないなとか
みんなの反応はどうかな…とか
もしかして知ってる人に見られたら(知られたら)嫌なこと言われるんじゃないかなとか、
応援されてない感みたいなものを抱くとか。

今日、お伝えするのはそういったテーマのことです。

これらはHSPの皆さんほとんどの方にとって
“あるある”なんじゃないでしょうか。


例えば、新しい事業を立ち上げますとか、会社を立ち上げますとか、そういう大規模なことではなくても、自分の実力が試されるような発言とか、SNSで意見を言うとかのとき。
そちらの方が場面としては多いかもしれません。


そういう時に、
(実際には何かを言われたわけじゃないのに)
なぜか心配がとても膨らんでしまう、といったことです。

まずお伝えしたいのは


HSPさんにとってこれは “あるある”でも
世の中で、みんながそう感じてはいないということなんです。


誰だって最初は不安になるよね、というのはその通りです。
その不安というのは扁桃体のリスク察知です。

これやったらどうなるの??(ザワザワ)っていうこと。

やっぱり違うかもしれない、やめとこう

ということです。

批判されるかもしれない前提、
攻撃されるかもしれない前提、

というのは全員が持っているわけじゃないです。
そういわれてみたら、まあ楽観的になんでもやってみる人もいますね。
相談するときにはもう始めてる、という人もいますね。
それほど考えてやったわけじゃなさそうなのに、すぐに失敗して平気で助けて、手伝って、という人も頭に浮かびますね笑
恐ろしいほど楽観的、直線的、根性なヤツとHSPが感じる「ごりごり進む人」がいれば、
悩んで悩んではじめるまでに時間がかかりすぎる人もいる。
これは全部が性格なのではなくて、
そういう「神経系のパターン」なんです。





楽観的なのは性格かもしれませんが、

物事を悲観的に捉えすぎるのは、その方の性格ではない

ということを、
私はしつこくお伝えしたいと思うんです。

「どうせだめなんじゃないか」
「自分なんかにできるはずがない」
と自分を責める声=自分の価値を下げる声が聞こえたら
それはもしかしたら自分の本当の声じゃないかもしれません。

その人が幼少期に受けた他人の声、または親の声、先生の声、周りのお友達の声によって、できた防衛の神経パターンなんですよね。

それを自分の中に取り入れているだけなので、内なる声として聞こえてくる感じはしますが、まず、これは「他者の考えであるかもしれないな」っていうことを自分の中でちょっと精査してみるといいと思います。


他者の考えというのは、

周りがみんな味方してくれるわけないじゃないよとか、何かやり始める時は周りは割と否定的なもんだよとか、世の中で成功できる人は一部なんだよとか、厳しくずっと自分に対して鞭打つように根性でいかないと世の中には受け入れられないんだよとか、 働かざるもの食うべからずなんだから怠けてたり寝転がったりしてる人にいい結果がやってくるわけがないよとかです。

そのような、”世の中は厳しい説”が体に染み込んでいませんか?



何か言うと反対されるかも前提

というのは、その方の性格によるものではなくて、
他者の意見を吸い込んだ前提感であります。


要するに周りの反応パターンによってその前提感が生まれていくということが仕組みとしてあります。

世界がいつも自分のことを温かく受け入れてくれないかもしれないっていうのは多くの人にとって認識できる感覚だと思うんですね。
全くいじめられたことがない人、全く意地悪されたことがない人、全くハブかれた経験がない人も、まぁいないと思います。

軽いことも含めたら1回ぐらいはみんなありますよね。

そこで
世界に対して、社会に対して、他者に対して、すごく用心するっていう資質がプラスオンされてくるということが発達の中で起きます。




あまりに楽天的になれない場合

そこでニューロセプション(自立神経系のシステム: 周りを感知する安全か否かを感知する身体のシステム)がもしかしたらちょっとキケン寄り、誤作動寄りなのかもしれません。


要するに、

危険感じ過ぎ=本当はそこまで感じなくてもいい危険かもしれない

ということなんです。

そんなに楽観的にはなれないって思われる方もいるかもしれませんが、体感ワークで、体の感覚との接続を深めていくとニューロセプションの感受性は変わっていきます。

そこまで世界を警戒しなくなる、というか。

周りは協力してくれるかもしれないし、協力してくれないかもしれない。
でもそれやってみて分かることでいいじゃん。じゃあやってみよう!

みたいなシンプルな思考に近づいていきます。

やってみて協力を得られなかったら 深く塞ぎ込むんじゃなくて
なんかやり方が悪かったのかな~とか軽く思えます。

そんな楽天的な人います?!って思うかもしれないんですが これが

安定型愛着という神経パターンの特徴

なんです。

シンプルに物事を考えられるようになります。

自分が今はそうじゃない状態だなと感じていたら そんな風になれるわけがないって思うかもしれないんですが 体感とつながっていくことで、

なれるんです。



物事に対して、シンプルにあたることができる。

思い悩まず、2〜3日グルグル考えたりせずに シンプルに物事にあたれることは 、その人の中心となる主人格(パーツの中のメインのキャラクター・外から見えているその人だよねっていう資質・性格)のパーツが結構しっかりと軸を持っていて そして周りの、恐れたり逃げたり恥を感じたり 服従したりっていうパーツと連携を取って身を守りつつ 、でも主人格の人が一番力を持っていて 全員のチームの中のリーダーである、
それがアイデンティティがあるという状態なんですね。

アイデンティティって、自分はひとつのキャラクター、という意味ではありません。

人間は、脳の意識下に、主人格がいて周りに違う人格もいます。

例えば、ドレスコードがある場と普段の日常の場と、
振る舞う自分が変わっていきませんか?

または人間関係の相互的な関係の中でも変わってきます。

先生と対話しているときは、ちょっと先生にごますったり、丁寧に言ったりしますよね。一方で家族と喋っているときは横柄な自分が出てきたりとかもします。

そういうふうに、自分のキャラクターを 10種類前後ぐらい持っているのが 健康的な状態なわけです。

それができないとかえって困りごとがでます。 ドレスコードのあるところなのにビーサンと短パンで行ってしまったり、クレーム言っちゃたり、 ちょっとKYな感じとか言われちゃいますよね。

だからパーツを使い分けていくということは 普通の健康的な大人の洗練であります。


でも、

もしも周りの人や事柄に対して「怖すぎる」ということが起こっている場合

その主人格の再構築というか その人が力を持って健康になっていくという工程が必要かもしれません。


今日もちょっと心理学と身体の接続の部分や
ものすごくマニアックなところについて お伝えしました。

お読みくださりありがとうございます。




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※12月だけ水曜開催となります
10/24、11/21、12/20、1/23、2/20、3/19
10-13時(最終日のみ14時まで)


■人間関係のお悩みが絶えない方
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■疲れすぎると思っていらっしゃる方

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