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分☆析★白書 番外編~ビジネスモデル症候群~

コインランドリー運営しているときのエピソード

Ωプロローグ

2017~2020年の間にコインランドリー店舗をオープンした。
しかし、2020年7月に撤退。
その間、別のキャッシュポイントを創ろうと画策。
それは、【女性経営者向け占いサービス】
というビジネスアイディアだった。

Ω【女性経営者向け占いサービス】とは?

下記にて簡単に解説
※ロゴは当時のサービス名。現在はサイト閉鎖

占い(四柱推命、算命学、タロットetc)でも
会社(法人)も運命の流れがあるようです。
※知り合いの占いの方が言ってました。

経営者の運命とリンクするらしい。

へぇ~
とお酒を飲みながら
そういう話を聞いたとき

・占い市場の大きさ
・占いサービスでの差別化

「あっ、おもろいかも」とピンときた。
そして、
●全国の女性経営者数
●占い市場
●過去の自身のキャリアをもとにアドバイスもできそう
 (営業に関することなど)
この構想を簡単にビジュアル化したのが
上の図です。

実はすでにこのときから、
バイアス、ヒューリスティック、手段の目的化
といった状態になっており、
ビジネスモデル症候群が。。。

1).女性経営者
 今後の会社のこと、社内の人間関係
 外部会社との関係、新しい事業のこと
 既存事業について

なかなか相談したりすることができない状況が多く、
最終的な決断はすべて自分自身。

経営者の宿命ですね。
そこでとくに女性経営者にとって
拠り所になれるようなサービスになるのでは?

単純な占いではなく、
法人向け、女性経営者特化
が差別化になると思った。

※サービスリリース時の全国女性経営者数;37万人
(出所:東京商工リサーチ)

2).タロット占いwebサービス
 web上でタロットカードがシャッフルされており、
 ユーザーが好きなタイミングで押すと、
 タロットが選ばれ、
 そのタロットの意味が表示される仕組み。

内容はタロットカードの意味をもとに
自身でライティング。(法人向けにアレンジ)

トータル、1.5ヶ月くらい時間を要しました。
※ライティング内容も知り合いの占い師に監修してもらった。

※占い市場規模;約1兆円

3).コンサル・アドバイス
 本格的に相談したいユーザーは
●占いサービス(監修していただいた占い師)
●事業に関することは自分自身
 すみ分けして
 時間単位で相談できるサービス。
 (30分¥3,000-とか)

構想からサービスリリースまで
約3ヶ月。
急ピッチで時間を費やした。

・サイト制作費用
・画像準備
・タロットカードのデザイン費用
トータルの初期費用は約40万くらい。
※自身の時間はカウントしていません。

Ωそして、すぐ撤退・・・

えっ、Facebook広告
20万円投資して
無料会員登録、1人!?

これ、このまま広告出したり続けても
アカンのでは?

ビジネスモデルとしては
いいと思ってやってみたけど
微妙なのか。

少し静観したが、
その後も特に変化もなく、
早々に見切りをつけました。

■セールスプランとしては、
・純広告(Facebookのみ)
・メールDM
・問い合わせフォームへの書き込み
 ⇒女性経営者の法人リストを自身で作成し、アタック対応。

Ωビジネスモデル症候群とは?

当時の自分はこの本の通りでした。。

いまであれば、
統計学を学んだので、
客観的に判断できるよう
・事前調査
・母集団推測
・コンセプトテスト
 etc

分析を通じてビジネスの可能性、
事業としてstartしていても課題解決につながる仮説を
炙り出せると思いますが、
コインランドリー事業と同じ間違いを犯している。(恥)

上記、書籍を参考に作成

こちらの書籍で、各症候群を詳細に解説しております。
また、原因と対策も詳しく解説しておりますので、
気になった方はオススメの良書です。

・Googleは創業時、Adwordsのビジネスモデルはなかった。
 ⇒このモデルにたどり着くまでに4年以上

・民泊大手のAirbnbは、家賃をまかなうため、民宿タイプで稼ごうが目標。
 ⇒のちに民泊スタイルをプラットフォーム化

「ピボット」は
■オリジナルアイディアからのシフト
だけでなく、
■後に成功へいたるビジネスモデルと出会う
というパターンもある

と具体的な事例をもとに解説してくれています。

自身も
アイディアに溺れ、うまくいかなったことを
振り返ると
この症候群に当てはまることばかりでした。

💀つまるところ、消費者を見ていないんですよね。

失敗を通じて多くのことを
今の段階で気付けて学び、
つぎに活かせる経験です。

ビジネスモデルが悪かったという
簡単な結論ではなく、
事細かに
自分自身の判断や行動、考えたことを振り返り、
次に同じ轍を踏まないよう
リラーニング、
リカレントしていくことが大事ですね。

統計学を学んでいるのも
あくまで勝率を高めるための手段。

こちら最後まで読んでいただいた方、
一緒にベストを尽くしていきましょう!

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