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6/10「国際交流を通して多文化共生を楽しもう②」開催しました!

北九州市民カレッジ「国際交流を通して多文化共生を楽しもう」の第2回を開催しました。
コーディネーターは、コラボなみらい代表の福田百合加さんです。
 
今回は、八幡東区平野にあるJICA(国際協力機構)九州を訪問しました。
国内15か所あるJICAの拠点のうち、九州で唯一の場所です。
 
まず、JICAの職員の方から「JICAとは何か」という話を伺いました。
JICAとは日本のODA(政府開発援助)の二国間援助を一元的に担う包括的な国際協力機関で、開発途上国が直面する多岐にわたる課題を解決するため、日本の技術・経験等を活かして、開発途上国の未来を担う人材の育成や、政策・制度の構築等を支援しているところです。
また、現地への派遣だけでなく、日本国内に招いて研修も行っており、世界の150以上の国と地域で事業を展開しているとのことでした。
 
続いて、イエメンに協力員として派遣された中本さんのお話を聞くことができました。
体育大学を卒業してすぐに、海外青年協力隊に応募された方です。
支援の内容は学校での体育教育でしたが、日本と違って体育や美術などの情操教育は授業として確立されておらず、しかも用具が不足しているなかでの指導にとても苦労したようでした。
また、イスラム圏での暮らし(日本人にとても友好的で居心地が良かった一方、アルコールが飲めず辛かったこと、イエメンにあるコンビニの様子等)についても笑い話を交えながら話していただきました。
日本では、イスラム地域は紛争が後を絶たないという報道ばかりですが、決してそうではなく、実際のイスラム教徒は1日に5回お祈りをし、とても信心深く平和を愛する人々であること、そして、そのことがモスクの豪華さにも表れているとの話が印象的でした。


最後に、施設見学をさせていただきました。
国内の研修生向けに、130室もの部屋があることは驚きでした。
また、レクリエーションの場として体育館が整備され、筋トレの器具やバスケットゴール、卓球台などがありました。金曜日の夜には、一般の人にも開放してズンバ(ダンスエクササイズ)をしているとの案内もありました。
 
研修は12時に終了。受講生の多くは、施設内にあるレストランで世界各国の味を堪能しました。
次回講座は6/17、場所は生涯学習総合センターに戻って実施します。


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