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毎月20万円のタクシー代を自分で稼ぐ高校生

1年半ほど前から息子にY君という友達がいます。

高3にしてネットビジネスで成功し、
親の扶養を外れ、
既存の高校へは行かず、
自分の収入で某有名私立大学へ行くための都内の予備校へ通っています。

当然、偏差値は息子をブッちぎってます。
ところが そのY君、メッチャいい子で息子に勉強を教えてくれています。

…までは有難い話ですが、その教え方が凄くて
息子の学校が終わると、

タクシーで学校まで迎えに来てくれて、
夕飯をご馳走してくれて、
またタクシーに乗ってタリーズコーヒーへ行って、
そこでコーヒーとケーキをご馳走しながら息子に勉強を教えてくれて、
終わったらタクシーで駅まで送ってくれる…

これが週3なので、Y君が払うお金も(私から見れば)なかなかのものです。

う~ん、ここまでくると
昭和生まれの私は
「Y君に何かお返しをしなければ!」
…って、思ってしまいます。

でも、曲がりなりにもお金の専門家である私は考えます。

Y君は何が欲しくて、自分のお金を払って息子に勉強を教えてくれているのか?

恐らく私がお返しとして、高校生の喜びそうな…そこそこ高価なお返しをしても、彼はコレっぽっちも嬉しくないと思います。

自分で買えちゃいますからね。

Y君がお金を払っているのは、タクシー代でも食事代でもなく
「人に勉強を教える経験」なんじゃないでしょーか。

我々 昭和世代は
「お金は節約して、できるだけ貯めて、もしものときに備えるもの」
‥って教えられてきました。

でも、今の高校生は「貯まっているお金」には たいして興味がありません。

手元にあるお金を、いかに
「高速で自分の経験に変えるか」…に興味があるようです。

それが勉強を教えることにしろ、
好きなアイドルのライブに行くにしろ、
ゲームをするにしろ…です。

そして、その経験が昭和世代の想像もしないカタチで、将来の「お金」になったりします。

そして現在…
息子抜きで、ちょいちょいY君とビジネスのこと、将来のこと…
語り合ってます。

10代から刺激をもらう40代…
(もうすぐ50代ですが…)
なかなか いいものです♪


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