【感想】常夏プールパレス
告知他
なんとなくで買った「常夏プールパレス」
こんばんは。今日はちょっと変わり種な話。先日、某YouTubeチャンネルでずっと実況プレイをしていて(公開録画という形なので、実際に編集された動画が出るのは早くても一か月後くらい)、そこで扱っていたカイロゲーの「常夏プールパレス」が気になってしまい、スマートフォンを新しくした機会に購入。
700円ちょっとという値段も含めて、当たり前ですが、そこまでのシナリオ性は無く、自分が感想を書く作品としてはかなり異例。だって基本的にシナリオの人だから。でも思いついたから書く。大したことは書かないけど。
「新テーマパーク」と「アストロノーカ」っぽさ
実況を見ている時からずっと思っていたことですが、どうも作品の内容というか雰囲気がPS1のゲーム「新テーマパーク」や「アストロノーカ」に似ている。
所謂リゾートプールという施設を、割と自由度高めに作っていくところは「新テーマパーク」っぽさがあるし、特定の条件を満たしたプールを年に2回行われる検定に出品するところは「アストロノーカ」っぽさも感じました。
自由度は高いけれど、それなりにシビアで、適当にやっていると普通に赤字になっていくから、経費を含めて無駄なことをしないなど気に欠けることがあるのは面白いところ。
時間が経ったとはいえ、スマートフォン向けのドットゲーなので、そこはそれ、アストロノーカの野菜みたいに細かな数値設定があったりはしないし、新テーマパークみたいに値段を設定したり、能率が新年度だけちょっと盛り返したりはせず、シンプルな感じ。
ただ、2つのゲームのあいのこみたいな位置は言ってしまえば「浅めに2つの要素を楽しめる」ということも出来てそれなりに面白い。
ハイスコアに該当する期間内だと、上手いこと経営しても、やることが無くなってくるのは後半なので、割と忙しいといえば忙しいし、それが楽しくもある。そんな感じ。
気になったところ
とまあそんな感じで、お値段も安めで、割と楽しめたので個人的には満足なんですけど、気になったところを少しだけチョイス。こういうときどうしても「気になるところ」をピックアップする方が上手いのは自分らしいというかなんというか。
お客の要望達成が割とボトルネック
全体の中で一番気になったのは多分ここ。このゲームはお客さんの要望をかなえていく形で、一部の新しいお店や、水着、浮き輪などを置けるようになります。そして、そこで貰ったアイテムなどを用いて、他のお客の要望を叶えるということが割とあります。
ところが各種要望、特に食べ物が欲しい系はお客が実際にその食べ物が提供されているお店を見つけて、食べない限りは達成になりません。そのため飲食店を増やしていくうちに、要望がボトルネックになってしまい、次に進まないなんてことも。
上記のように「○○が食べたい!」系が一個に達成されず、その結果、そこで貰えるはずの飲食店が貰えずに、他のお客の要望もかなえられないということが割と起きやすいのが一番気になったところ。
水着や浮き輪は直接買い与えられるので、食べ物も買い与えたいし、プールにも誘導したいんですよね。そこが完全に運(一応該当メニューを提供しない店を潰せば達成しやすくはなる)なのがネック。
視点切り替えが無いため壁際が見づらい
これは新テーマパークであった機能なので余計に気になったところ。園内の端っこに立てた建物がどういう形になっているのかがかなり見づらい。
上の画像は背の高い柱なのでまだいいんですけど、低めの椅子の場合、最悪壁に隠れ切ってしまうんですよね。視点切り替えは欲しいところです。
飲食店名を確認しづらい
これは自分の置き方も悪いと言えば悪いのですが、隙間なくびっちりとショップを置いてしまうと、それぞれが一体何の店なのかをタップして確認しにくいのがちょっと不便。
PS4なんかでも出来るので、そっちなら簡単なのかもしれませんが、特定の飲食店を確認したいときにちょっと気になりました。
アイテムの期限切れと評価
これに関しては自分がシステムを理解しきってないだけかもしれないですが、このゲームはプールにアイテムを投入(ちょっと不思議な感じですが、ゲームの仕様です)することで色や香りを変化させることが出来ます。ただ、そのアイテムには期限があって、それが切れる前に追加で入れておかないと、元の色に戻ってしまいます。
で、絶え間なくアイテムを投入しようとするのですが、ある一定期間を過ぎると1つや2つでは期限がびくともしなくなる。しかも、この期限が過ぎてしまうと、その色がついている時に手に入れた一部の評価値がリセットされてしまうんですよね。
検定なんかをクリアするには正直大して影響はない(そこまでハードルの高い検定が無い)んですけど、やりこみでやっている時にちょっと気になった点、でした。システムを理解すれば回避できるのだろうか……
具材になりそうな食材を入れても特に変化しない
これはまあ、複雑になるからなのかもしれないですけど、具材になりそうなものを追加してもメニューが変化しないことに慣れるのに若干時間がかかりました。チャーハンに鶏肉を入れたらチキンチャーハンとか、そういうのがあっても良い、気がする。
人気を上げるために不自然なラインナップになる
これは「お住まい夢物語」というカイロゲーであったシステムを見ていてなお思ったのですが、このゲーム、飲食店や自動販売機など、種類に限らず「食事」「軽食」「デザート」「飲み物」を必ず入れないと人気アップしないというシステムがあります。
そのため、店舗名などからはほど遠いものが1品くらいは置かれるという形になり、折角色んな種類がある飲み物を詰め込んだりすると経営に影響が出てしまうのがちょっと残念。
上述の「お住まい夢物語」では、近しい内容のアイテムを組み合わせることで「専門部屋」なるものが成立して評価が上がっていたことを考えると、飲みものや食べ物オンリーでコンボが成立しても面白かった気がします。システム的に負荷になっちゃうのかもしれませんが。
それでも手軽かつ楽しめる良ゲー
と、まあ、色々気になるところはあるにはあるのですが、敷地内を自由に作り変えて、施設やアトラクションを開発し、経営していくという内容は「新テーマパーク」や「アストロノーカ」が好きだった身としては楽しかったです。結構時間食い。
ただ、1度検定なんかをクリアしてしまうと、後はハイスコアを狙うくらいしかやることは無いので、延々と遊べる……というほどではないですけど、値段を考えると十分すぎるくらいじゃないかなぁと思います。
上記の通り、カイロゲーは「お住まい夢物語」もやったことがあるんですけど、あちらとは違ってゲーム自体が有料ではあるものの、総合的にはこちらの方が楽しめる感じはあります(お住まい夢物語は肝心要のアイテムが課金要素でかかる額面にキリがない)。
シナリオはまあ、補助で少しやりとりがある程度ですが、自由に色々作るのは何気に楽しいゲームでした。
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