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【雪花ラミィ][尾丸ポルカ】炎上させる側と炎上の仕組みを考えてみる【はあんまりかたらない】

みんなで考えよう。
なお、筆者個人による完全な主観であることを留意されたし。事実・真実と異なることも含まれると思うので鵜呑みにしないで欲しい


1.手口自体はテレビ 新聞 週刊誌 各種ニュースサイトのやり方

 基本的にVtuberに限らず、タレントのラジオであったり、生放送であったり、はたまた政治家の失言であったり、時間や文字数などの制限があるとはいえ、「こういう事を言った」「だからけしからんで完結するようになっている。
 岡村隆史氏の「嫌なら見るな」「3ヶ月くらいしたらレベルがあがる」などのものだったり、倖田來未氏の「羊水が腐る」だったりがその最たる例で。ラジオ全体の流れコーナーの趣旨主なリスナー層に沿っていて、ある日突然・その時間帯でそれをただ言ったわけではない
 また、この手のものは政治家(特に現職の有力者)がよく被害にあっている。 言い方が少し悪かった(悪いとは言ってない) 漢字のちょっとしたミス 世間知らず その場にいたというか全文見たらジョークと明らかにわかるもの それらを完全な悪の失言として拡散する

 完全に筆者個人の主観になるが、昨今のVtuberの炎上の多くがこのやり口の「炎上」のハードルをとても下げた状態で行っているように見える。
 意図的に拡散する側と元々嫌い・潜在的に良い認識をもってなかった人は別として、それ以外の人が流される。そしてその流された人が意外とマスメディアなどをマスゴミと言ってたりすると うーん? となったりならなかったりする。

 Vtuberにおける失言は基本的に30分~1時間強それかそれ以上の長さ生放送で発生する。それも多くの場合配信時間全てでやらかすというよりかは、だいたいが数分下手したら1分に満たないところだったりする。

 清掃員ネタ自体はあんまり良い感じではないが、配信中ずっと馬鹿にしてるとかではないし、そもそも人それぞれに思う。
 ペットボトルのラインで倒れたのを起こす仕事 たんぽぽを乗せるだけの仕事 とかがネットではある種のテンプレのネタとしてある。清掃員ネタはこれの類だと思う
 あとは仮に片方がその場でそれを「その言い方良くないよ」「清掃員バカにするな」と冷たく突っ込んだ場合 それはそれで「ボケやネタがわからないのか」「配信の空気を凍りつかせた」とかで炎上してそうでもある。


2.炎上させる側の視点・心理

大きくわけて3つ存在する。

・ひとつめが、炎上させることによって得をする。
・ふたつめが、その人間が嫌いか元々アンチ。
・みっつめが、ストレス解消や自分のため(ある意味ひとつめと同種か)

2-1.ひとつめ

Vtuberでは実際問題どうなのかはこの際置いておく。実例として同業者・競合他者、自分がファンの存在と比較される存在(AのファンがBを下げようとする)などによる炎上ないし、悪評を広める行為そのものは古今東西存在する。

一昔前に著名人が同業者叩きを匿名掲示板で行っていた騒動だったり、うっかりSNS連携をしたまま普通にコメントしていたりなんてのもある。

 そして特にわかりやすい上に半ば放置されているのが政治家の選挙活動による対立候補を徹底的に貶める行為だ。この選挙活動については芸人としても宮崎県知事としても話題を読んだそのまんま東氏が本やテレビなどで面白おかしく語っている。

 また、以前も語ったように筆者も声優下げの協力を頼まれたこともある。よりにもよって叩く先のファンだったので断ったが。

 まぁありふれた出来事ということで、Vtuberでそれが起きていても何ら不思議ではない・・・というかnoteのIPアドレス流出のせいで黒に限りなく黒いグレーになった人いましたね(一応グレー扱いしとく)。

 あとはこの手のネガティブな記事のほうが金になる。行動原理や人間心理はわからないが、統計や売上の事実・結果としては圧倒的にネガティブなものが金になっている。

 2-2.ふたつめ

これに関しては遊戯王ゼアルアンチ オードリー若林アンチ とかを検索していただくとアンチ活動にとても精力的な集団がいることがわかる。

もうこれはファンだろってくらい、事細かくどういう良くない行動・内容かを主観ありありで羅列していてファンとして助かるくらいまであった。

好きの反対は無関心 好きと嫌いは表裏一体 とかよく言われるが、この2件を見ると マジでそうっぽい?って思ってしまう。

また人間の心理として 好きは当たり前の日常になるが、嫌いはアクシデントに近い非日常 と感じる人間が多い。言ってしまえばアンチ活動は一種の非日常な娯楽であるとも言える。正直この層はどうしようもない。そもそも元々好きだった人間がこれに移動するパターンも多い。まぁ逆パターンもあるが。
 ひとつめと分けたのは はっきり言って損してるからだ。わざわざ嫌いなものを見て それに時間と労力を費やして 結果自分がとても疲れるし、場合によってはファンが助かるコンテンツが生まれたりもする。
 そしてそもそもアンチ活動自体がわりと非難の対象になりやすい。


2-3.みっつめ

 最後は日頃のストレスや鬱憤を、炎上するための種火として発火したり、炎上している状態に安全圏から叩きまくって、解消に一役買う。得をするという点ではひとつめと共通しているが ここの層はどちらかと言えば業界のファンorこの業界にそもそも興味がない というふわっふわな層である

 興味がなかったり、そこまで入れ込んでなければ、ネットで話題に出たり、ニュースで見たりしたらさくっと短いものを選んでこういうことなんだと共有して拡散する。それこそユーザー版の物申す系に誰でも簡単になれる。古き良き時代のテレビの前の白タンクトップのおじさん とかご意見番とか言われるやつ それを現代に落とし込んだものかもしれない。

 今はVtuberやストリーマー、一昔前だと歌い手とかがよくこの手のものの被害にあってた。匿名掲示板ではかなりの安全圏から SNSやコメントなどでは手軽に「本人に」物申す系になれる。


3.このようなものを無くすのはきつい

炎上させる事で得をする存在 嫌いだったりアンチ活動したりしてる存在

この2つはぶっちゃけ無理
リターンがあったり、下手したらこれで利益だして生活に直結していたりする。選挙とかで対立下げが行われるのも、仕事だからっていう面がでかいからだ。記事とかも金になるから。つまり生活に直結しているから。

アンチ活動者なんてものは、もう選ばれし存在だ。自ら不快ゾーンに飛び込んで、それを形にする。ここの層は↑に取り込まれることもなくはないが、行動そのものが動力源である種の永久機関である。ここを消すなんて圧倒的な暴力ですりつぶすとかじゃないと物理的に不可能。

ただみっつめのユーザー型物申す系は何とか出来そうな余地がある。やってることがダブルスタンダードだったり、ただ知らないだけ、炎上してるからなんとなく、炎上を大義名分に安全圏から石を投げてる。
SNS利用者で明らかな捨て垢やアイコンに版権絵使用は規約違反で通報出来るし、匿名掲示板でリスク考えずに書き込んでいたら完全な個人なら通報や管理人への要望でけっこうな数が減らせる。


4.余談 筆者自身も正直マスゴミだと思う

 ここまで読んでいて疑問を抱かなかった人は危険だ。何せこの騒動で筆者もどちらかと言えば得をしてるからだ。それこそ騒動がなければこの記事が生まれてないし、読まれることもなかった。

 アフィリエイトあるけど無料で読めるしそんなこと?って思う人もいるかもしれないし、そういえばそうだマスゴミが!と憤る人もいると思う。

 いずれ語るかもしれないけど先出しとして、こちらが記事を出す対価として時間を頂いている。場合によってはアフィリエイトをクリックしていただいて買い物をされたり、その商品そのものを買っていただいたいり、記事そのものに投げ銭をいれてくれたりもある。

 サムネイルや題名が目に入る「だけ」でも取引が成立している。対価というのは金だけではない。それこそ物々交換だって立派な取引だし。読んでくれた人はもちろんサムネイルや題名が視界に映っただけの人でさえも潜在的な取引相手だ。

 ただその取引を生むための記事は炎上騒動によるところが大きい。結局のところ人の不幸や負の感情によって書けた記事だ。

 今現在マスゴミと呼ばれるような人も、自分の理想と金になるものの現実でどんどん後者が強くなっていったんじゃないかなと思う。



面接時に「遊ぶ金欲しさに」と言いたい人生だった。