にじさんじ 他 新人の大量デビューと古参面したいオタク心理
ジャニーズ モーニング娘 AKB系列 昨今では声優とアイドル事務所には順次新人がデビューしていく流れがある。
V界隈ではにじさんじが他の追随を許さないレベルで新人を逐次投入していき、一部で追いきれない 既存ライバーを大事にしろと批判を浴びている。
また、ホロライブが3期生・4期生の伸びもあって、にじさんじ衰退論なるものが生まれたりもしている。
以前も書いたが、にじさんじで最も登録者数の少ないライバーであってもV全体で見ればトップクラスかその手前くらいなので、十分成功しているレベルなのだが(一般的にちゃんと活動していれば登録2万が安定して儲けが出るラインとされる)、ただV全体を比較しろという要求は、ある種メジャーアイドルファンに地下アイドルご当地アイドルの事情まで知ってろと言うレベルかもしれないので、この辺のツッコミがくるのはある程度仕方ないだろう。SEEDsをはじめとした2018年のにじさんじは模索中であり、にじさんじであっても一部ライバーが不遇だった感も否めないが、全体で見れば十分恵まれている方であったと思う。それが有益か不毛かは意見がわかれるだろうけど
では、批判があったとしてもにじさんじが新人をどんどんデビューさせるのはやはり、アイドル界隈の成功例を参考にしているのが一番でかいと思う。
ならアイドル界隈がなぜ新人をどんどんデビューさせているのかという話になるが、まず年功序列やキャリア報酬の高騰をメンバー入れ替えで維持すること。抜けたらかなりの損失になりそうなメンバーの卒業は引き伸ばすか飼い慣らす。抜けてもそこまで問題ないメンバーは卒業と言う名のクビか、自発的に辞めるようにしていく。
他にマンネリ打破もある。ごく一部のトップを除いて先輩アイドルの扱いというのはめんどくさく、新たな展開や体当たりな企画への参加を渋るなどするのでビジネスとしては障害になってしまう場合がある。
グループ内での対戦企画やイベントをしたい場合、どうしても(先輩にそんな意図はなくても)後輩は遠慮してしまい、やる側も見る側もどうしてももんにょり感が発生してしまう。メンバーの入れ替えや、新人の大量投入はそれをある程度抑制することが出来る。
ただ上記は にじさんじにはあまり当てはまらない。にじさんじ そしてアイドル界隈共通しているのは 記事名にもした古参面したいファン心理が大きいと思う(にじさんじが意図しているかは不明)。
箱、事務所がファンを新たに獲得した場合どうしても生じるのが新規ファンと既存ファンの差。既存ファンの中では出来上がってる暗黙の了解、ファンの空気感などはどうしても新規ファンとしては入り込み辛いものがあり、漫然とした箱ファンを定着させる障害となる。
また、You Tubeにおいてはメンバーシップがあり、加入に出遅れると明確にファンでの差が目に見えて現れる。大多数は気にしないとは思うが、新規でお金を払うような上客がお金を払うのに躊躇う一因になっているのも否めないと思う。
それをある程度解消するのが、短いスパンでデビューさせる新人にある。新たににじさんじを追うようになった、新規ファンが古参面する上でこれ以上ないお金の払い先・・・それが新人である。
そしてその新人をメインに推しつつ、既に人気を獲得しているにじさんじの特に人気どころにも余裕があればメンバー加入、スーパーチャット、視聴となっていくシステムが出来上がっている(にじさんじ、いちからが意図してるかは知らないが)。
アルス・アルマル氏にメンバーシップ童貞を捧げ 次にエクス氏を追い(ここまではわかる)、いつの間にか委員長を推しつつ 最終的に卯月コウ氏に行き着いたという流れを見た。どういう流れだ。
他に(相対的な)マイナー推し欲求というものがある。これは自分がこの人を伸ばしたい広めたい応援したい貢ぎたいというやつ。実はこれ、古参面したいよりも人数が多い。そして面倒なのはある程度伸びると離れていく。逆イナゴと言っていいかもしれない。
古参面したいある種のオタクのめんどくさい承認欲求を満たしつつ、既存ライバーのファンも増やす手段としては新人の短いスパンでの投入は合理的なのだろう。
ただこれにもやはり問題がある。やはりどうしても見た目というか外聞によろしくない。 そしてにじさんじ全ライバーを追いたい人(こっちもこっちでめんどくさいオタク)としては物理的に時間が足りない。
また、繰り返しになるがにじさんじは全員が全体として見ればトップクラスなのだが、そこまで全体を知らない人(こっちが大多数)からすると冷遇されていると思ってしまう心理もある。これに関してはファンだけでなくライバー本人も同期や後輩が自分を追い抜いていくと、焦りとか劣等感が生じているようである。
わかりやすくそれを出してしまったのが、にじさんじではえま★おうがすと氏 ホロライブでは大神ミオ氏。筆者の個人的な意見としては、両者共に文句なしの人気ライバーなのだが・・・それでも焦るものは焦るのだと感じる。
ここまで読んでふと思った人はいるかもしれない。 え?なんかそこまで重大な問題でも生じているの?と
少なくても筆者が知ってる範囲では特に問題はおきてません。 ちゃんちゃん
面接時に「遊ぶ金欲しさに」と言いたい人生だった。