#にじさんじ最強雀士決定戦 ルイス・キャミーが予選グループで負けた理由

つい数時間前、決勝戦が行われたにじさんじ最強雀士決定戦。

ここ最近にじさんじで定期的に麻雀配信を続け(筆者も1回だけ同卓したことがある)、じわじわ普及していき、本人も超急速で上達。
プロ級の腕前である楠栞桜、公認プレイヤー天開司などとも互角以上に打てるまでに。さらに舞元力一社とは違った角度で解説と、時折見せる鋭いツッコミで配信に華を添えた。

そんなルイス・キャミーであるが、本人も大会に出場、予選Fグループにて2位で敗退となってしまった。

Fグループはルイス、雪城、お嬢、夜見
実力はルイスがずば抜けていて、夜見が配信で強さを見せた程度だった。

ちなみに予想ではルイス有利、ただ鷹宮リオンがいてまともな卓になるのかどうかという感じのことを言っていた。

結果として3割くらい当たった。

東風は運ゲー 実力者が勝てるとは限らないとは言うものの、実はルイスは東戦を得意としている(これは本人が言ったとかじゃなくて、筆者の個人的印象)。

※ここから、少々個人のミスなどを言及するが、出場者を侮蔑・貶める意図はないことを予め了承していただきたい。

ルイスの最大の敗因は、普段の東風戦の打ち方をしてしまったことにある。

ルイスは配信外で段位戦をこなし、配信ではリスナーと対局。段位戦にしろリスナーとの対戦にしろ最下位を回避、1位を無理して狙うのではなく2位以上を狙う。

 そしてここでリスナーの雀力が問題になった。というのも、麻雀配信のリスナーというのはルイスが好きだから見るのではなく、様々なVの麻雀配信を見ている。そしてルイスと対局しているリスナー層
 まず筆者なのだが、普段金の間で打っている(麻雀歴は10年弱)。ルイスが麻雀をメキメキと上達していく裏で、リスナーも上達していったり、麻雀配信を求めているリスナーが集まったりでなかなかの魔境になっていた(ランカーや麻雀配信をしている個人勢も来てる)。
 この魔境にほぼ毎週場合によっては毎日どっぷり浸かっていた。そしてルイスの友人(彼氏を麻雀で負かして別れたらしい)による師事もあり実戦と理論をみっちり叩き込まれていった。このあたりが雀歴3・4ヶ月とは思えない実力と洞察力と知識にあるだろう。

   ルイスの麻雀配信に来るリスナーがFグループのライバーより強いとは限らないが、ルイスと一緒に魔境に浸かっていたリスナーとは明らかに打ち方から雰囲気が変わる。

 最初は幸先よく、ルイスが和了。しかしその後、夜見が爆発する。
筆者は雪城の打ち方をそこまで把握してなかったのだが、明らかに慣れていない感じだった。それでいて運も無い。この2つと、夜見の打点の高さの相乗効果で夜見が駆け抜けてしまう形となった。

 では、ルイスはどうすればよかったのか。運がなかった、あの場に限れば夜見が一番強かった。それは事実でありつつも結果論
 しかし、何も出来なかったと言われるとそうではない。

   まず雪城の打ち方と運で考えると、他参加者が聴牌濃厚時や得点が高いところでも危険牌や二択で高い方を振り込む確率が高いという前情報を仕入れておく。※これは雪城が悪いのではなく、麻雀歴が浅いなら仕方がないことで彼女を責めるのはお門違いであり、そういうことはしないように
 そしてルイスを除くと、夜見もそれなりに打てるし配信での実績もある。そのへんの情報を仕入れておき、知識量の差を考慮する打ち方が必要だったかもしれない。
 ルイスは段位戦を順当にこなし、リスナーや配信者と切磋琢磨していったが、おそらく自分より明らかに知識不足の相手と戦う経験があまりなかったのではないだろうか。

  では具体的にどうするのか
・対戦相手の情報を仕入れる
・無茶してでも場を流す
・当日VCありだったので教える(グウェル氏が本番中に教わっていた)
・明らかにツキが良かった夜見のツモを減らす※ルイスは夜見の下家にいた

 牌譜を見たり全局振り返ったわけではないので恐縮だが、出来るかも知れない選択肢はいくらかあった。

 無論こんなことをする機会はレアすぎるのだが、今後何かのきっかけで闇の麻雀大会に参加することになり、一人初心者 一人そこそこ打てる 一人脱衣魔 一人ルイス というので1位をとらないと子供になる薬を飲まされるとかそういうことがならないとも限らない(?)


 ちなみに擬似的にこれを体験出来るゲームとして、咲ポータブル、阿知賀ポータブル、咲全国編 というゲームがある。
 特に無印の咲ポータブルの団体戦モードで、清澄と風越女子以外でやる場合、中堅戦で文堂さんが飛ぶのを防ぐために差し込むとか文堂さんを介護するというのが実際に必要だったりする。


来月第二回が開催されるといいな!

 

面接時に「遊ぶ金欲しさに」と言いたい人生だった。