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【ネタバレ】第4回マリカにじさんじ杯 感想・メモ【注意】

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終わったばかりなのにめっちゃ詳しい非公式wiki

Aリーグ

笹木咲、椎名唯華、安土桃、春崎エアル、ベルモンド・バンデラス、愛園愛美、天宮こころ、シェリン・バーガンディ、弦月藤士郎、アクシア・クローネ、ローレン・イロアス

シェリンが圧倒、笹木も圧倒、少し離れて春崎とアクシアが前半でハイアベレージをキープ。 ここの4人が安定ライン。
残る2枠を天宮 ローレンが滑り込んだ。実は5位の天宮から12位の椎名までが7ptしか離れておらず、同着延長となったら天宮およびローレンが落ちる展開も十二分にあり得たという超接戦となった。
ショートカットに挑んで失敗していた走者も見受けられていて、焦りすぎていたのかも?という印象があった。


Bリーグ

渋谷ハジメ、叶、葛葉、社築、竜胆尊、雪城眞尋、葉加瀬冬雪、星川サラ、不破湊、イブラヒム

シードに大会優勝経験者に決勝進出経験者と層の厚いリーグとなった。不破 葛葉 イブラヒム 星川 社が下馬評通りの実力を見せていた中で第三回まで決勝に進出・他のゲーム大会でも結果を残す叶がまさかの脱落。
ここのダークホースは竜胆。実は非公式wikiでTAトップ3に入ってるコースがちらほらあり実は速いかも?と少し思っていたが想像以上だった。
なおこちらも4位タイから8位が7pt差でおさまる超接戦となっていた。

ピックアップ① 葉加瀬冬雪

予選は正直運が良かった。準々決勝も4レースで5ptと結果だけ見れば残当な最下位・・・と思うかもしれない。
ただ1週間でアシストを利用した戦略と知識をちゃんと仕入れており、ある程度のセオリーも習得していた。
特に初心者がワンチャンあるとされているベビーパークだが、実はある程度操作できるならアシストでは基本的に遅い。彼女はそれを知っていた。※主催および、主催枠を見てる場合10窓以上してるので仕方ないが、ベビーパークを選んだのが葉加瀬と誤解されてた。
コースやアイテム運で準々決勝突破するポテンシャルはあったように感じた(アシストが強いコースは1回もなかったが)。実際アシストオンリーでレート5桁にいく人もいるので、超シングルタスクな彼女はこの方向で腕を磨き、知識を増やせばさらに化けるかもしれない。


Cリーグ

伏見ガク、魔界ノりりむ、卯月コウ、アンジュ・カトリーナ(代打出場)、三枝明那、加賀美ハヤト、夜見れな、フミ、フレン・E・ルスタリオ、レオス・ヴィンセント

奈羅花負傷欠場により、予選最多得点のアンジュが繰り上がりで出場。
諸事情で出場者が変わっていたりと、なんかこのCリーグはありそうだ と予想記事で筆者は軽い気持ちで書いたが・・・何かが起こってしまった。
なんと予選敗退したアンジュが1位でCリーグを突破したのだ。三枝 フレン りりむといったゲーム力量の高い走者も順当に勝ち上がり 最後の1枠には金銀銅のポンほどじゃないがポンのイメージのあるフミが滑り込んだ。虎視眈々と牙を研いていた卯月が惜しくも敗退。ちなみにこのリーグも5位から9位が6pt以内と接戦だった。

ピックアップ② 夜見れな&加賀美ハヤト

奇しくもSMC全員がアシストで挑むという形になった。結果として9位10位というものになってしまっていたが、この2名もアシストを有効活用しようと戦略を立てていた。
実際加賀美は前半2レースでボーダーラインの6位をとり、夜見は2レース目で3位を獲得と一定の成果を出していた。上記の通り夜見はワンチャン6位以内も狙える位置にいたりしていた。
思われているよりもアシスト勢は戦略を立てて、知識を活かせば普通に強いということを伝えたい。


Dリーグ

月ノ美兎、える、剣持刀也、本間ひまわり、神田笑一、成瀬鳴、リゼ・ヘルエスタ、アルス・アルマル、長尾景、甲斐田晴、空星きらめ

主催の剣持が回線不良(それもスタジオの)により不戦敗。今大会唯一の回線敗退となってしまった。しかし成瀬 本間 長尾 アルスといった強豪は順当に・・・と思ったが過去3回全てに決勝進出していた神田がまさかの脱落。3位から7位が9pt差  5位から7位が2pt差という もう、なんていうか全リーグ接戦だった。


準決勝A

春崎エアル、天宮こころ、シェリン・バーガンディ、イブラヒム、社築、アンジュ・カトリーナ、三枝明那、フミ、星川サラ、アルス・アルマル、長尾景、空星きらめ

三枝 長尾 星川 社といった下馬評の高い走者が順当に勝ち上がったと思えば大本命のシェリン 決勝経験者のアルス イブラヒム 春崎(途中回線落ちした不運もあった)が脱落という大波乱も。団体戦から実力を見せていた空星 そして繰り上がり復活のアンジュが勝ち上がった。


ピックアップ③ シェリン・バーガンディ

非公式wikiのTA1位をほぼ独占(というか全独占?)し、レートも一人だけ異次元とマリオカート8DXのやりこみ・数値は圧倒的だった。それ故に下馬評というか参加者からも優勝するんじゃね?とも思われていた。
しかし筆者の予想では優勝にも対抗馬の2枠にもいれなかった。これは別に逆張りしたというわけではなく、こういった身内大会ともとれるルールにおいて レートとTAはあくまで参考程度でしかないと思っている(軽視できるものでもないが)。
じゃあ逆張りでもないし、レートやTAが参考程度にしかならないなら何を根拠にと思うかも知れないが
・マリオカートの経験値
・対戦ゲームの経験値
・そして何よりにじさんじマリカ大会を想定した練習 
この3つのいずれか、または全てが足りていなかったように思う。

筆者は格闘技を中心にスポーツ観戦が趣味 そしてゲームは一部RTAもする。地球防衛軍というゲームの一部を凄まじくプレイしていたりする。
これらに共通することは、ちょっとしたルールやプレイ内容の違いで求められる技術や慣れが圧倒的に変わってくるのだ。
シェリンは無条件で称賛できるほどマリオカート8DXの技術・経験を身に着けていた。1年で到達できたと思えないほどの腕前があった。
ただにじさんじマリカ大会を優勝するための調整は、(100%筆者の主観では)足りてなかった。
ただそれは今年に関しての話、次回が開催されるなら修正してくると思う。
ちなみにイブラヒムもシェリンほど極端ではないが、大会に向けた調整としてはやや遠回りをしてしまった印象がある。


ピックアップ④ アンジュ・カトリーナ

今大会台風の目 そして最大のダークホースにして大番狂わせをしたのは間違いなく彼女だろう。得意コースが何回も選ばれる等、女神様大爆笑の流れが出来ていた。
ただ彼女は決勝進出経験もあり、昔開催された先輩後輩マリカでも実力を発揮し、準決勝~準々決勝で戦える実力はそもそも持っていた。
繰り上がりでの勝ち上がりは結構直前に決まっていたのもあって、調整はそう時間がとれなかった(さんばかの企画もあったし)。
しかし、彼女は大会を見据えた調整はしっかりと行っていた(ライバーとのマリカコラボ配信)。
悪く言えば効率良く付け焼き刃を準備できた
ポテンシャルは元々あり、運も味方し、調整もばっちり。運の要素 パーティーゲームとしての側面 そしてレートとはまた違った緊張感がある大会。それらを見据えた時にはアンジュの調整方法がベターだと思う。


準決勝B

笹木咲、アクシア・クローネ、ローレン・イロアス、葛葉、不破湊、竜胆尊、フレン・E・ルスタリオ、レオス・ヴィンセント、魔界ノりりむ、成瀬鳴、本間ひまわり、リゼ・ヘルエスタ

このブロックは不破 葛葉 成瀬 笹木の4名はしっかりと実力を見せた。新進気鋭のアクシアも遜色ない実力を発揮。そして竜胆はここでも強さを見せて準決勝を突破した。
とても惜しかったのはフレン。4レース目で1位をとっていれば潮目が変わっていた。ポンコツ・知能と知識が足りないと言われる彼女だが、ことゲームや歌やダンスなどではしっかりとしたポテンシャルを持っており悔しいというより悲しいという感情を滲ませていたのが印象的だった。

ピックアップ⑤ レオス・ヴィンセント

予選では笹木を抑えて1位 準々決勝では3レース目で1位をとるなど爪痕を残していた。大会に向けて同期や先輩とマリカコラボ配信をとるなど大会で勝ち進むための調整もしっかりしていたように感じた。
彼が準決勝において振るわなかったのは、準決勝においてだけ正当なマリオカート8DXをやってしまったことにあると思う(キラーがサンダーで叩き落されたという不運もあったが)。
繰り返しになるがレートやTAとは少し違う技術が求められるにじさんじマリカにおいてそれはやや分が悪い。
この辺は大型コラボ・大型大会での経験不足からくる、自分を信じきれなかった という点だろう。シェリンと同様にライバー活動を続けていくことで身についていくものだと思うので 次回はさらに強化された彼が見られると思う。


決勝

三枝明那 長尾景 星川サラ アンジュ・カトリーナ 空星きらめ 社築
不破湊 葛葉 アクシア・クローネ 竜胆尊 笹木咲 成瀬鳴

1レース目 アンジュの得意なマリオサーキットが選ばれアンジュの流れ・・・とはいかず長尾 葛葉 成瀬 不破 星川といった強豪が上位に。そして笹木が最下位に沈む。

2レース目 不破星川は変わらずに上位をキープ。先程まさかの最下位だった笹木が1位。逆に上位だった長尾 成瀬が下位に沈む。アンジュとアクシアが2レース続けて並んでいてちょっと笑う。

3レース目 不破が変わらずに上位をキープ。星川も中位でまだまだ上位。笹木が連続で上位に。そして長尾が二度目の1位。成瀬が中位と上位の間くらいでややきつい。半分終わった段階でこの5人に優勝は絞られた感じに。

4レース目 2レース目と同じミュージックパーク。笹木 成瀬が上位。ここで初めて不破が中位と下位の間に沈み、長尾も中位と上位の間に。そして星川が下位に沈んでしまう。星川がここにきて厳しくなってきた。

5レース目 笹木がコースアウトからの逆走であわや回線落ちになりかけるも団体戦で身につけた打開(下位から良いアイテムで順位を一気にあげていく戦術)で5位までいく。不破がここにきて1位 成瀬も上位。長尾がやや中位寄り。星川はここで痛恨の下位落ち。
不破 笹木 長尾の三つ巴、この3人が落ちるようなら成瀬にもワンチャンあるかという状態。

6レース目暫定最終レース 青甲羅が3個(4個?)も飛び交うなど女神様ノリノリのレース展開に。上位中位が目まぐるしく変わっていく。
ルールで1位 2位 3位が確定しない限りは延長していくので 延長していけば中位以下にも可能性は残っている。それを象徴するかのように三枝 竜胆 葛葉も目まぐるしく上位争いに絡んでいく。笹木 不破 長尾 成瀬も負けていない。
不破が1位になるかと思った刹那 青甲羅でたくさん巻き込まれ 笹木が抜けていく。笹木が1位 竜胆2位 長尾3位 そして不破が8位に沈んでしまった。これにより総合順位が
1位笹木
2位長尾
3位不破 で確定。
不破が6位or長尾が5位とそれぞれ順位が2個ずれていたら延長だった という競った内容に。

見事に笹木が初優勝 そして初の女王となった。

総括 12人制レースでは2位の価値が高く 1位の価値が物凄く高い

マリオカートはアベレージゲー。10人制およびレート戦ではそうだと思う。
ただ12人制においては無理してでも1位2位をとりにいくべきだと思う。

3位から12位までは1pt刻みだが 2位は2pt 1位は3pt(1位と3位の差で5ptもある)。

上位で言うと笹木 成瀬 長尾 竜胆は12位や11位をとっているが、1位2位をとることで帳消しにしている

そのため1レース目で最下位に沈んだ笹木は、何が何でも1位2位をとりにいかなければならず そしてそれが良い方向へといくことになった。2レース目で下位に沈んだ長尾も同様に良い方向へといったように思う。
反対に不破と成瀬は3位が多く、終わりが見えないレート戦や1pt刻みの10人制ならともかく12人制においては効率が悪いように思う。

ただ効率が悪いというだけでそれが全てではない。第三回からハイアベレージを記録し走りも安定していた不破は期待通りの走りを見せてくれた。

しかし、最後の最後で勝利の女神が選んだのは笹木だった。不憫だのさくゆいの運が悪い方だと言われていた。女神様ドSすぎる。そして予選から準決勝まで総合順位で1位をとれずに苦戦していた。

だが・・・今日ばかりは女神様が最後の最後で笹木にデレた。

おめでとう。本当におめでとう。マジでおめでとう。

面接時に「遊ぶ金欲しさに」と言いたい人生だった。