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第14回創発のKuruma-Za「発想の雑談」

第14回創発のKuruma-Zaを昨夜(12月15日)開催しました。

創発のKuruma-Zaはオンラインなので日本のどこからでもいろいろなバックボーンを持った方が参加できるというのが強みで、今回も関西から関東への移動新幹線の中から参加いただいた方もいらっしゃいました。
今回は埼玉県熊谷市や東京、福岡や熊本など9名の参加で「発想」という言葉をキーワードにして雑談をしました。

参加いただいた皆さま (途中抜けた方はごめんなさい)

多くの方は継続して参加して頂けているのですが、とりあえず自己紹介と最近の出来事などを一人1-2分で話してもらいます。参加者は「環境コンサル」や「現時点では英会話講師」「ガン臨床のプロマネ」「地方公務員」など様々なお仕事をされております。最近の出来事としては「資産運用」や「副業」がトレンドになっている様子でした。ここで、全くのアウェイ(知らないメンバー)の中での自己紹介は結構ナーバスになりがちなのですが、知っているメンバーだという事がリラックスした自己紹介タイムにつながるという事を再発見しました。まぁ、逆にそこで新規メンバーに変な障壁を感じさせないような配慮が必要ですね。

最初の質問は「発想という言葉から思い浮かべることは?」です。参加者のみなさんに聞いてみた結果、次のようなキーワードが出てきました。

・思いつく、ひらめく、「真ん中に電球があるイメージ」
・昔は「新しいもの」、今は「分解して新しい組み合わせ」
・自分の思考の限界を超えられない。超えようとする行為。
・クリエイティビティとインスピレーション。お客さんが求める価値。
・カチッとはまるイメージ。コロッケそば。
・今起きている(見えている)事にフォーカスするのではなく原因を見つける。因果関係。
・発想の転換。常識を破る。

これらのキーワードから、桑原が次のようなツリーを書いてみました。

創造性から発想へのツリー構造

このツリーで言いたかったことは次の4点です。

・創造性(クリエイティビティ)を発揮するためには「問題」が必要。
・問題は「発見」と「解決」と2つの柱で構成される。
・問題解決には「分析」と「発想」が求められる。
・発想はゼロから1を生み出す「着想(インスピレーション)」と1を10にする「連想」がある。

このツリーを手元カメラで共有しながらみんなでディスカッションしていきます。

書画カメラでのディスカッション風景前半

・課題と問題の違い。課題はありたい姿で、問題は現状とありたい姿のギャップ
・地域課題とは言うけど地域問題とはあまり言わないよね。
・着想→連想の次には「実行」が必要。
・着想はひらめきで「新しい価値」を発見することでは。
・iPS細胞やR-DNAなどは着想的。
・偶発性と経験値、五感で考えることも大切。

その中でアドラー心理学では「意思」を重視しているという話が出て、熱量やパッションも発想には必要なんじゃないかという話題へ続きます。

そこで新しいトピックとして、発想(本当は問題解決の方が適切だと思ったが…)を構成する3本柱を書きそれを見ながらディスカッションしました。

発想の3本柱

・熱量の低い人を引き上げるために熱量が高い人が必要。→仲間づくりと場つくり
・ガン治療の前線でのお医者さんと患者さんの会話。感謝の言葉。結果へのリアクション。

ここまで1時間以上ディスカッションしてきた内容を踏まえて、再度皆さんに意見を求めます。

・問題発見と解決では、その問題を「知らない」という事もある。
知らないと気づかない、見てみぬふり。鈍感。
自分ごとと他人ごと。選挙での投票率の話。SDGs。
・やる気が出るのは自分にとってメリットがあるから。
・ひとりで考えるよりも誰かと交わる(話す)方が、アイデアが生まれるように感じる。
・コミュニケーション論(学)
→日本人でそれを学んでいる人は少ないので苦手な人が多い
 コミュニケーションを科学する。
 ディベート:宗教、言葉の地雷、地域格差
・解決可能か?が大切で解決へ向けて実行するための施策を考えるのが発想。

書画カメラでのディスカッション風景後半

気持ち良い「ぐるぐる感」「もやもや感」の中でタイムアップしましたが、発想というものについてこれから意識すると良いキーワードとそのつながりが見えてきたように感じました。

参加者のみなさんの感想では、今回のテーマである「発想」についての理解の広がりだけではなく、こういうディスカッションをする時間の楽しさを感じてもらえたことが、まさに創発のKuruma-Zaの面目躍如ではなかったかと思いました。

最後の方で出た「熊本方式」や熊本県人会のつながりの強さなどのこぼれ話も面白かった。私は地元についてはネガティブな印象がまさっていたので新鮮でした。こういう地域に対する内部と外部の見かた/見え方みたいなもの面白いテーマになりそうです。

次回の創発のKuruma-Zaは1月末に開催する予定です。是非お楽しみに。

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