#034. 選手と同じ経験をする
noteをご覧いただきありがとうございます。S&Cコーチの本田です。
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以前こんなnoteを書きました。私はS&Cコーチとして普段は現場指導や事務作業、講師業などをしながらその一方で現在もいちアスリートとして自分自身の練習もしております。
タイトルにもあるように、コーチやトレーナーも現在進行形で選手と同じ経験をするというのは非常に大切なことであると思っています。
何も「コーチになってからも試合に出ろ!」というわけではありませんが、我々が普段 "選手たちに課しているトレーニングのプログラムを実際に自分でやってみる" ただそれだけでもいいのです。「過去に目一杯やっているからもういい!」みたいなセリフも聞こえてきそうですが、"現在進行形で" というところがポイントです。自分がやらせているプログラムの強度はどれだけのものなのか、どんな疲労を感じるのか、精神的にはどう感じるのかなど同じ経験をするだけで選手たちと同じような時間を共有できますし、何か感じるものがあるはずです。
ついこの間、私もバスケットボールチームの指導日に一緒にいわゆるラントレに参加しました。バスケットボールの練習に24秒ダッシュというものがあります。24秒間の間にコートを2往復と1/4くらいの距離を駆け抜けるものです。陸上競技短距離専門の私は昔からスピードには自信があるので流石に1本目は無双状態なのですが、2本目以降これでもかというくらい足が動かず、切り返しのたびに遅くなっていくのがわかりましたし、中学生ぶりのこの感じを味わいましたね。
まぁ、私の直近の経験談でしたが、経験してみてわかることも多々あるのです。「なんで走れなくなるんだよ!」「全部の本数しっかり同じタイムで走れ!」みたいな檄を飛ばされたって、コーチ本人がやってみれば1発で分かるでしょう。HIITのようなプログラムを練習に組み込むコーチがやったことないなんて言ったら「いやいやふざけるな!」ってレベルの案件だと思いますし。
他にも「練習でできてなんで試合でできないんだ!」みたいなセリフもありますが、それも自分自身が競技をやっていればそんな経験いくらでもあるでしょう。本気でスポーツに取り組んだことのない指導者かもしくは一度もそんな経験のないスーパーアスリートだったかのどちらかでしょう。
『選手と同じ経験をする』とても大切です。一緒にヘロヘロになってみるのも案外悪くないですよ👍
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