最高峰の投資本がアマゾンで期間限定最大9割引き!の緊急リスト一覧
オニールの成長株発掘法、などがアマゾンで9割引きで販売されていた。Kindle本のセールが中心で、12/17までのものが多い。今回は投資本最高峰のもので、まだ9割引きに近い激下げ価格で買えるものを緊急リストした。
注意!これらの本すべてパンローリング社のものです。投資本の王道出版社モノですが、基本的に「難解」です。トレーディングの各種ルールや条件、慣習、相場用語を知っているのが前提というのが多く、新人ちゃんには果たして、何ページあくびをせずに読み進めることができるかな?というレベルです。しかし、リストしている本はすべてトレーディングにおける普遍的なものを解説しているものばかりで、買っておいて数年後に読んでも絶対に役に立つものばかりです。まさかの激安になっている今こそ、買っておくことをお勧めします。
マーケットの魔術師 Kindle版
マーケットの魔術師シリーズ第1作目。全作読んだけど、やっぱりこの第1作目が好きですべての原型だと感じる。投資家なら絶対に持っているべき1冊。
以下、私の書評。
この本のアマゾンでの書評はほとんどが無意味。その理由を書いていく。
マーケットの魔術師は、5つのテーマに基づいて当時のウオールストリートで名の上がったトップトレーダーたちに著者がインタビューを行い、そのやりとりが編纂されている。5つのテーマというものは、
1.どのようなきっかけでマーケットに興味をもつようになったのか
2.過去に犯した最悪の失敗とそのことから何を学んだか
3.自ら構築したトレード法の裏にある概念
4.心理的および性格的に、自分のどういう資質が成功をつかむカギになったのか
5.トレーディングで大半の人が犯す過ち、また「大多数の人の認識」の特徴である間違った考え方とは何か
というもの。これらを先物・通貨、株式、投資期間、フロア、心理学というくくりでそれぞれの第一人者から事情聴取しているものである。推理小説や教科書、論文とは違い、短編構成で箴言(しんげん)を集めたものであるので、どこから読みはじめることができるというのがこの本の最大の特徴と言える。リチャード・デニス、トム・ボールドウィン、マイケル・マーカス、ブルース・コフナー、ウィリアム・オニールなど、そうそうたるメンバーのインタビューだ。
読み方としては単に全部を一度読みなおし、自分が窮地に立ったときや負けが込んでいやになったときにふとページを開くのが「まともな読み方」である。おそらくはじめの通し読みでは、それぞれの人の言葉はまったく印象に残らないし、参考にならない。わたしの場合はあくびをしながら読み進めたものだった。
それぞれの投資家が必要とするエッセンスはこの本においては十人十色に変化する性質を持っていて、その欲するページは個人ごとにまったくちがう。その妥当なページはそれぞれの読者の「手」だけが知っているといえる。人間のフシギさとは、一度読んだり見たものは深層意識に確実に残っていることだ。だからこの本を一度通しで読んだあと、何かのきっかけでふと開くページが、その投資家にとって必要なエッセンスを解説している書であると思う。
開いたページのトレーダーがなんて人かは、各ページの右上に出ている。その人の紹介部分にもどって数行を読み返して「だいたいこんな人だったか」と思い出し、開いたページで目に付いた部分から5ページも読み進めていけば、自分自身がほしいものが手に入る。
少なくともわたしはそうだった。
だからこの書に書かれている断片の一部を取り出して「この書は・・・」という解説は、この本を本来欲している読者候補の誤解を招くものであり、それぞれの感じ方はまったく違う点で書評自体が不成立しかねない問題をはらむことを、書評を読む人たちはあらかじめ知っておいたほうがいいと思う。
たとえば、わたしがこれらの「書評」を読んだとき、まったくつまらないものだった。一投資家の箴言の引用部分はわたしの必要としているところとはまったく違ったし、現実にその部分を読んでも感じたことは書かれていることとは異なったからだ。これは投資家それぞれのレベル変化や、自己流投資法の開拓方法によってひとつの言葉が多角的に捉えられて多様化することに似ている。
わたしの場合の参考例:
私は過去に、追証で取引停止措置になったことがあるw そのときは相場に怒り心頭。自分らしさがもてないことが敗因であるとレビューした私がこの書を開いたのはブライアン・ゲルバーのインタビューだった。
ここに書いてあったのは「己を知る」ことの意味や「努力に比例して金がかせげるわけではない」という言葉や、相場観の違いによって2つのトレーディングスタイルが存在する、というようなことをエッセンスとしていただいた。
相場心理の問題点解消に悩みながら開いたページは、タープ博士のくだりではなく、マーク・ワインスタインのインタビュー部分だった。「自分はなんのためにトレードするのか自問自答するようになり、それまでの儲けをすべて吹き飛ばしてしまうような破滅的なトレードを始めるようになる」そのあとの著者の解説とあわせて、自分自身の心理的問題を探るきっかけを示す言葉になった。
新マーケットの魔術師 Kindle版 3080円→499円
シリーズ第3集。
インタビューされた人たちの一覧。
ビル・ルップシュッツ
ランディ・マッケイ
ウィリアム・エックハート
タートルズ
モンロー・トラウト
アル・ウェイス
スタンレー・ドラッケンミラー
リチャード・ドライハウス
ギル・ブレイク
ビクター・スペランデオ
トム・バッソ
リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ
CRT
マーク・リッチー
ジョー・リッチー
ブレアー・ハル
ジェフ・ヤス
チャールズ・フォルクナー
ロバート・クラウス
マーケットの魔術師システムトレーダー編 Kindle版 3080円→499円
システムトレードは今でこそトレーディングの「ふつうの」ツールの一つになっているが、この本が出たころのそれとは、機関投資家のアルゴリズムトレードシステムがやっと全盛になってきたころのこと。しかし、個々のインタビューの解説は、結局のところ、トレーダーたちが自分の規律に従えるか、従えない場合にはどうプログラム化させて代行させるか、という根本的な問いにたどり着く内容にまとまっていた。
インタビューリスト。
ロバート・パルド (Robert Pardo)
ラリー・ウィリアムズ (Larry Williams)
ルイス・ルカッチ (Louis Lukac)
キース・フィッチェン (Keith Fitschen)
ウェイン・グリフィス (Wayne Griffith)
トム・デマーク (Tom DeMark)
マイク・ディーバー (Mike Dever)
ボー・サンマン (Bo Thunman)
ビル・ダン (Bill Dunn)
トム・ウィリス (Tom Willis)
ジョン・ヒル (John Hill)
マレー・ルジェーロ (Murray Ruggiero)
ゲーリー・ハースト博士 (Dr Gary Hirst)
利食いと損切りのテクニック Kindle版 4180円→499円
投資苑の著者・アレックス・エルダー博士の、トレーディングテクニックに特化した本。ただ、投資苑を読んでないとわかりづらい、という書評もぱらぱらとあり、投資中級者以上向け、かもしれない。残念ながら投資苑は今回割引されていない。念のためリンクを貼っておきます。ゲロゲロに高いですけどねw
トレーダーの精神分析 Kindle版 3000円→499円
うわーーーこれも下がってるのか!って思った書籍です。投資苑、ゾーン、新盤魔術師たちの心理学の3書と合わせて読むとものすごくためになる書。SWOT分析のように自分の強みを発見し、前著「精神科医が見た投資心理学」の中でリストしたメンタルな問題についての対策をここでさらに掘り下げている。ただし、学術書的な顔ももつ書で、ほかの高額本同様、難解です。
新版 魔術師たちの心理学 Kindle版 3000円→499円
元は「魔術師たちの心理学」で、マーケットの魔術師とセットと考えられている本でした。新訳になってパワーアップ!した。
ミネルヴィニの成長株投資法 Kindle版 3000円→499円
ツイッターもフォローできるミネ氏の著書第1号。オニール、ラリーウイリアムズなどに影響され、新高値を買い向かうトレード手法で大成した本人のトレード法解説。今回のセールでは対象外となった、オニールの相場師養成講座、オニールの成長株発掘法がCANSLIM法のバイブルになっているが、それを実践してまさに今のトレーディングシーンで活用しているミネ氏の本は、これらの原著を補って余りある内容です。
わたしの最近の一番の本です。できれば、著者の2作目、株式トレード 基本と原則、3作目Think & Trade Like a Champion(日本未翻訳発刊)とあわせて読むと、彼のトレード手法の神髄が理解できるように思います。わたしはまだ1作目を研究中なので、すぐに次に進みたいw
株式トレード 基本と原則も、4100円→3080円と、ちょっと安くなってはいます。
バフェットからの手紙 第4版 Kindle版 2200円→499円
バークシャーハサウェイの決算発表時に毎回株主あてに書いているレターを過去36年分さかのぼってまとめた書。最近はよくわからないポートフォリオ構成のバフェット銘柄ですが、ひとりの偉大な投資家がそれぞれの局面でどんな心境でいたのかを知る資料としては最高の価値あるものかも。
[ちょっと値引きシリーズ] バーンスタインのデイトレード入門 Kindle版 8580円→6380円
これもむちゃくちゃ高い本です。できれば、オリバーペレスのデイトレード―マーケットで勝ち続けるための発想術と一緒に読む方がいい、と思います。残念ながら、この本も2420円→2178円と、ほんのちょっとしか安くなっていません。。
Kidleで0円になっている本多数。しかし、すべておすすめしないです
投資本を3桁読んだ私ですが、1000円台のもの、アニメキャラみたいな装丁のもの(バフェット太郎氏のを除く)でろくなのはありません。時間の無駄です。ただし、以下の本はまったく別。超大穴です。
[Unlimitedだと0円] ゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス Kindle版 3000円→2200円
うーん、全部買えない。。。という場合は?
わたしは迷わず「マーケットの魔術師 Kindle版」をおすすめします。このシリーズで登場する投資家インタビューは、その後これらの人たちが本を出した時の原点になっていることが多いのと、それらの著書では意外にも、この書「マーケットの魔術師 Kindle版」で語っていたことをはぶいていきなり手法の解説や、理論の話をしていることが多いから。
もう一冊行ける、という人なら、ミネルヴィニの成長株投資法 Kindle版です。マーケットの魔術師シリーズに登場していることと、さらにオニールやラリーウイリアムズなど、魔術師のインタビューに出た投資家の手法を自分のものとして確立し成果を得た「最新のトレーダー」だからです。
新人ちゃんたちにはつらい読書になるかもしれないこれらの本ですが、解説内容は投資に普遍的なことを徹底的に書いているものばかりです。今わからなくても投資家として経験値を上げた後に読めば必ず理解できるものばかり。先行投資の気概があれば、2,3冊買っておくのは絶対に損にはなりません。これもまた投資、ですよね。
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