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わけわからないARKXの構成銘柄から今後推理するもの

「スキ!」も押さずにこの記事を含めて他人が書いた記事のリンクを貼るだけのかっぱらいnote垢が出てきました。そういう扱い方はごめんです。対象垢はブロック&報告しています。人の創作かっぱらい反対。ふざけるな、でございます。

宇宙ETFのARKXが3月30日に上場して、1週間が経ちました。

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ARK独自の調査に基づく面白銘柄が多数ラインナップされるのか、と期待して、自分も構成銘柄の予想記事を立ててみました。

しかし、発表された銘柄。うーん。。。いちおう、本編で予想した銘柄の的中具合を、青と黄色の枠で塗ってあります。

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批判というか、いじられている銘柄を見てみる

通信衛星系に厳しい内容になった感じがしています。が一方で、その穴埋めに選ばれたくさい分野、とくに、ハイテクセクターでのチョイスが残念すぎる印象もあります。NVDA、TSMなどはチップの大元のメーカー。半導体を買う、と示唆していたとはいえ、宇宙もそりゃかかわってるでしょうに、とツッコミ入れたくなるものですね。そういう意味ではAIRもTCEHYも同じです。

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GOOGとAMZNも「理解不能!」というツイート多数だったんですが(しかもアマゾンは購入をしないはずの小売りセクターだし)、どういうことなのか?しかし、この2銘柄は、「まあ、そうだよな」というのが私の感想です。

GOOGはラリーペイジが出資しているドローン企業・OPENERとの関連ではないのか、と思っています。

AMZNは当然、ジェフベソスが私財を投じているBlue Originとのつながりを意識したチョイスですね。

これらはグローバルスペースファンドの構成銘柄の変遷の中でも購入されている実績があります。OPENER、BlurOrigin が上場すれば、まるまる入れ替わることは確かで、将来の構成比率の目安になりそう(実際は+5位分くらい上だと思いますので、OPENER11位、BlueOrijin9位くらいかも)

ツイッターで最大にいじられているのがDEです。

ここはARKXにおけるEnabling Technology筆頭、という位置づけだと思います。宇宙はまったく関係なく、農業機械の自動化やドローンに関する技術のくくりです。「トラクターが宇宙に行くぞ」「新しいロケットの形はコンバインみたいだ」というようなネタはナンセンスです。

ネットフリックスも相当いじられています。私の好きなジョークが「月旅行で船内で見る番組に欠かせないから」というものです。が、CNBCのIVで、ネトフリ採用についてARKアナリストで宇宙関連レポートをあげているSam Korus氏は、インターネット回線(ブロードバンド)が届かない国内潜在ユーザー向けに通信手段を考えている企業、という位置づけで採用した、と語っています。うーん。

実は、SPACはヴァージンギャラクティックのみ、という

今のところ、ガチな宇宙関連SPACでまっとうに動いているのは宇宙遊泳体験飛行を実現しようとしているヴァージンギャラクティック(SPCE)のみです。射出系の$ASTR、$MNTSは実績がまったく伴っていません。SPCEも売上高はあるものの、実際に稼働しているわけではないので、組み入れには特に慎重になった印象です。また、キャシーはSPACはかなりハイリスクという認識をしている節を数々のIVから感じるのと、SPAC指数の暴騰から全体的に割高である、と購入を先送りした気配を感じます。

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注)SPAC指数はとりざたされているものの、実際の指数をオンタイムで見ることができていません。会員限定なのかどうか不明ですが、上記チャートのようにたまに報道機関を通じて登場するので、ある程度の層に使われていることは確かです。似たようなので「INDXX SPAC & NEXTGEN IPO INDEX」というのを見つけましたが、どのくらい信用度があるのかは、不明です。

https://www.indxx.com/indxx-spac--nextgen-ipo-index-tr

前出CNBCのIVでも、ハイボラティリティを活用してそろえたい(=暴落したときに仕込むかもよ)というコメントをしていたので、今後の日々レポートを見ていくしかないです。

あと2Q分待つ必要があるか

RocketLab、Redwireなど注目の宇宙関連企業の上場が、SPAC経由ですが実現していきます。だいたいが2021年第二四半期までに、という感じで、これらがARKXの構成に与える影響は「わずかだが」出てきそうです。

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MAXRが不採用だったので、同系と思われるBlackSkyなども不利かもしれず。。Redwire と Rocketlabの位置取りがどうなるかに注目でしょう。ネタとしてStarlinkを入れておきましたwが、これもARKXにおけるイリジウム($IRDM 8位)の位置関係から重要度が透けて見えます。

ロケット射出系の組み入れ比率は小さいかもしれない

宇宙産業の今のビジネス規模。セクター別は以下の通りです。

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打ち上げ系(つまりはロケットで商売している企業)の市場規模は、全体3660億ドルの中でわずかに49億ドル。1.3%という「小ささ」です。この規模に比例してARKXが組み入れを検討する場合、AstraやRocketlabは意外に低い組み入れになるような気がします。

え?もう売り始めてるの?

4月7日分からARKXのETF内での組み入れ変更が頻繁に行われるようになりました。

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$AVAV(24位) $DE(13位) $TER(15位) $TSM(31位)がすでに売られ始めています。

SPFR?3Dプリンター系。ARKX2位に入っている3DプリンターETF・$PRLTの構成銘柄に入ってないのに、個別でARKXとして買い始めている不思議さ。 ただ、売られ始めている銘柄は割高でかつ重要でない入れ替え候補である、という推測もできますので、これらの枠に今後どういう銘柄が飛び込んでくるのかを推理する楽しみは残っています。

ARKXの予想結果と採用銘柄の考察をちょこっと加筆しました。こっちも訪れてみてください(章立てでは一番最後の段落です。記事が長すぎるので、下までスクロールするか、目次をピッとクリックしてもらえると、加筆部分にすぐにたどり着けます)。



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