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【発達障害主婦】ミニトマト騒動

毎日、夫と自分のためのお弁当を作っています。

非常に融通が利かず、いつも同じでないとだめで、非常にこだわりの強い私は、お弁当箱に入れるおかずの「大きさ」と「位置」をパズルのピースのごとくピッチリと決めています。主のおかずがここ、副菜がここ、たまごがここ、そしてミニトマトです。

先日、いつものようにお弁当用のミニトマトをスーパーで買いました。

その夜、さぁお弁当箱におかずを詰めようとミニトマトを冷蔵庫から出したところ、異変に気付きました。

ミニトマトが異様に大きいのです。いつものトマトの3個分ぐらいあるでしょうか。

ミニトマトのパッケージに入っているので、ミニトマトであることには間違いがないのですが、どう見ても彼らは、ミニトマト界のアンドレ・ザ・ジャイアント(古っ)でした。

私は愕然として、ミニトマト界のアンドレたちを見つめました。

どれぐらい、そうしていたでしょうか。それでも、いくら見つめたところでアンドレ・ザ・ジャイアントが普通サイズに縮んでくれるはずもありません。

非常に融通の利かない私は、この非常事態にどう対処していいものか分からず、お弁当箱のいつものスポットに無理やりアンドレを押し込んでフタをしました。

次の日のお昼。

そーっとお弁当箱を開けると、満員電車のごとくぎゅうぎゅうに押し込まれていびつに潰れたおかずたちと、無傷に存在感を放つミニトマトのアンドレがいました。

とりあえず、大丈夫だ(何が??)。ちょっと自信をつけた私は、それからおかずを潰しながらもアンドレをお弁当箱に押し込み続け、この闘いに勝ったのだか負けたのだか分かりませんが、とりあえずは一週間を乗り切ったのでした。






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