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【双極性障害】うつの時期、休むことは罪悪?

うつの時期、最大の対処法は「休むこと」です。

ゆっくり休んで体の疲れを取ることと、ゆっくり休んで日ごろのストレス源から離れることが、まず第一にしなければならないことです。とにかく休んでゴロゴロすることで、エネルギーがチャージされ、うつ症状が快方に向かっていきます。

休むことをしないでうつ期を脱することはできませんし、はじめにしっかり休んでおかないと、どんどん体調が悪化していく元になります。

休めない、休みたくない、という人もいらっしゃると思います。うつの時期は自分に否定的になりやすいので、休むことに罪悪感を感じる人は多いでしょう。でも、うつをこれ以上悪化させないために、絶対に、まずは休まなくてはなりません。

「働いていない自分に生きる価値はない」そんなふうに思うかもしれませんね。でも、今は「働かない」のではなく、「働けない」はずです。動こうとしたって実際に動けない、身体がついていかないのですから、今は休むんだ、身体がそれを必要としているんだと気持ちを切り替えましょう。元気になれば、またいつでも動けるのですから。罪悪感を感じる必要はどこにもありません。

「他の人だってしんどくても頑張って働いているのだから、自分だけが休むなんてできない」そう思ってしまうかもしれません。それでは、あなたの家族や友達が同じような状況になったとき、同じように言うでしょうか?家族や友達が病気で働けないときに「他の人はしんどくても頑張っているんだから」「働いていないあなたには価値がない」なんて絶対に言わないはずです。

他人にそう言うことがどれだけ冷酷かを考えれば、自分にそう言うことも同じように冷酷だと分かりますね。そんな風に自分をいじめていたら、治るものも治りません。

今は病気なのですから、心と体に栄養を蓄えるために、休みましょう。ずっと休むわけではありません。「今は」休むだけなのです。

身体の欲するままに、とにかく寝ること、ゴロゴロすること。日中は、カーテンを開け、太陽の光を感じて、何も考えずにぼーっとすること。無理にどこかへ出かけたり、身体を動かしたり、頭を使う必要もありません。うつが重いときは、そもそもそういう活動はしたくてもできないはずです。無理する必要はありません。お風呂も、辛ければ何日か入らなくても良いです。

こうやって、ただただ休んで、エネルギーがたまってくるのをひたすら待ちましょう。きっと上がってくる、楽に過ごせる日が来ます。

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