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テレビを消して食事してみた

平日、3度の食事は一人なので、いつもテレビの情報番組やニュースを見ながら食事するのが常だったが、ウクライナの戦争がはじまってから、テレビをつけなくなった。

このような大変な状況を、ものを食べながら傍観している自分に嫌悪したのと、戦争の報道自体に気持ちが辛くなったから。

テレビのない、静かな中で食事をしてみたら、これが思いがけずすごく快適なことに気づいた。自分の作ったご飯が、いままでの何倍も美味しく感じられるのだ。

お食事のお供は自分の感覚だけ。テレビに気を逸らされないだけで、こんなに食べることだけに集中できるなんて。

今日は味付けが絶妙だな、このがんもどきはフワフワでいいな、きゅうりの糠漬けは浸かり具合がちょうどいい!などなど。自分の持てる感覚をフル稼働させて味わうと、ご飯が本当に美味しい。切っただけのトマトでさえ、すんごく美味しい。

自分がせっかく一生懸命作ったものを、今までいかにいい加減に食べてしまっていたことか。本当にもったいないことをしてきたなぁ。

私は独り言が多いので(ちなみに寝言も多い)、一人でも会話には困らないし、「うーん!美味しいね!美味しいね!」と自画自賛しながら食べることで、お料理したぞという達成感が得られる。ついでに自己肯定感も上がりそう。

今では、食事以外にもテレビをつけることがなくなった。戦争が終わっても、一人のときにテレビをつけることはもうないと思う。私にとって、テレビは必要なものではなかったようだ。それより、音楽をかけたり、何も音のない状態のほうが心地良い。

もうすぐ参院選があるし、世の中のことも知っておかなければとも思う。新聞は取っていないし、オンラインのニュースもほとんど読まないわたし。目下、テレビ以外に世情から取り残されない方法を模索中だ。

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