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【文章練習】文体の舵をとれの練習問題をやってみた#02


 「文体の舵をとれ」練習問題#01の続き。

前回の分はこちら。


 今回は、練習問題①の【問2】と、前回のおさらいをしていきます。前回の練習で、リズムを意識するようになったと思いたいところですが、一回じゃちょっと難しいですね。何回か繰り返し挑戦したいと思います。まあ、あと一人だと、書いてるものがこれでOKなのか、ダメダメなのかわからん!


っていうことで、今回は

第三者にも問1を書いてもらいました


 先ず、【問2】を始める前に、詩人さんにも前回私がやってみた【問1】を解いて(書いて?)もらいました。めちゃくちゃ参考になるので、ちょっと置いておきますね。


どなたか読んでみました?

 SFでこの砕けた取っ付き易い感じを出せるのは、饒舌体だからですかね?この感じで惑星とか何億年とか言われてもしっくり来るの、つっよ。
 ところで、饒舌体って変換しようとしたら「饒舌隊」って出てきました。私の脳内では「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に出てくるプロスペラ、エラン5号とババアカルテット辺りに囲まれて、饒舌刀でぶった斬られそうなイメージ。因みに、誰にも聞かれてないけど私の推しはグエル先輩です。


さて、無駄話はそろそろおしまいにして。

こちらの文章について、私の感じたこと

などを書いていきましょう。

一行目から気になる書き出し!


 その惑星の出来ってば、どの辺りがてんでダメなの!? 一行目から読者に「どうしてそうなった?」と思わせる掴み、まじでお上手。


 冒頭で興味持てないと読めない層もいるから(例えば私ような)、書き出しは重要ですよね。特に無料で読めてしまうweb小説なら、怠くなったらもう、時間使えないです。でもこんな感じの書き出しなら、「おえぇ、面倒くさー、読み飛ばしてぇー」って思いにくいですよね。
 文章書くようになるまで使う機会がなかったので、言いたいだけマンなのだけど、言わせてほしい。可読性、大事。可読性、可読性。その辺り大事にしてる作品でないと、私に限っては、読んでみようかなスイッチが入らないです。だって、面倒くさがりだから。どのくらい面倒くさがりかと言うと、積みゲーと積みアニメが常に沢山あります。減りません。なので、これから読むであろう作品群には、クオリティーでそこまで求めなくても、冒頭で誘惑して、積みゲーたちの屍を越えて行く強さがあってほしい。そうだと嬉しくて、楽しい。とか言いつつ、私自身はそんなもの現段階では書けないし、今書いてるコレこそが、とっ散らかっていて、読み難いかと思います。初心者が舐めた口聞いてごめんなさい。


 そうだった。本題に戻ろう。第1章【問1】は声に出して読むための語り(ナラティブ)の文でしたね。



てんでダメ」「なんちゃらかんちゃら原色図鑑」ってさ、言いたくならん?なんだったらもう、「なんちゃらかんちゃら原色図鑑」を、私の「言ってみたいから口にしちゃう言葉図鑑」に入れておこうかね。
それから、ここ。

>稼働環境はすこぶる安定していた。

 ここでわざわざ、「すこぶる」を入れてくるチョイスも私は個人的に好みだと思っています。



 このてんでダメで、稼働環境だけはすこぶる安定した、生態系も不安定な謎の惑星がどうなって行くのか、続きがあるなら読みたいです。ね、ある? あるのかな? 続き。先生、期待してます!


 論ずること苦手マンの小学生並の感想はこの辺にしておいて、【問2】をやっていきましょうか。


〈練習問題①〉文章はうきうきと【問2】


⚫️一段落札くらいで、動きのある出来事をひとつ、もしくは強烈な感情(喜び、恐れ、悲しみなど)を抱いている人物をひとり描写してみよう。文章のリズムやながれで、自分が書いているもののリアリティを演出して体現させてみること


 これ、もしかして【問1】の二つ目で使っちゃったんじゃ……。ああ、取っておけばよかった。まあいいや、とりあえずやってみます。

※解いてみた文章は太字で表記します。



 由希の様子がおかしくなったのは合宿二日目の夜からだった。消灯時間を過ぎても恋バナで盛り上がっていた私たちは、見回りに来た山センに布団に入るように促され、渋々布団に入った。しばらくは小声で部活の愚痴などを話していたが、皆疲れていたのだろう。次第に一人ずつ寝落ちしていった。
 深夜、眠りの浅かった私は僅かな物音で目を覚ました。マネージャーの由希が、なるべく音を立てないように、そっと襖を閉めて部屋を出て行くのが見えた。トイレかな、とはじめは気にも留めなかったけれど、それにしては戻りが遅い。数分の後、戻ってきた由希は布団に入ることなく、部屋に備え付けられた、鏡台の椅子を引き、そこに腰掛けた。「こんな時間に何を」と気にはなったけれど、他の皆を起こしては悪いと思い、私は由希に声をかけることなく布団を被り直し、寝たふりをした。



 動きのある出来事、リアリティを演出って言ってんのに、リアリティ薄めな設定とあまり動きのない皆眠るシーン。
 思いつきで書いたので、前後の設定はとくにないです。ホラーっぽくしたかったけれど、これだけだと全然怖そうじゃないや。タイトルを強烈なものとか付けたらいいんですかね。むずかし。


 あまり読み返さないで書いたてホヤホヤを上げてしまうので、一週間後くらいに読んだら、死にたくなってそうな気がしています。引き出し増やして、恥ずかしくないものが描けるようになるまで、頑張るぞー。あれ? 前回の自分の分おさらいしてないな?


参考にしている書籍はこちらです↓↓


【たぶん#03へ続く】

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