見出し画像

きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2022/12/29

 きょうはやべえ吹雪だったり凪いだりして、いかにも冬という天気である。
 聡太くんはぬくぬくの室内にいるので天気に興味はなさそうだが、この天気では野良猫が可哀想だなあ、と思う。
 きょうは何故か朝やたら早く目が覚めて、母氏が藤井風の番組の録画を観るのをぼーっと見ていた。聡太くんは朝やたら甘えん坊で、フニャフニャ言いながら母氏になついていた。わたしもなつかれたい。
 思えば5月から一緒に暮らしてきて、まだこちらの呼びかけに口半開きで答えるとか、しっぽを足にからめてくるとか、頭をスリスリするとか、そういう猫っぽい控えめな愛情表現は見たことがない。\ドーン/と体当たりしてきてそのままくつろぐのは度々あるので、聡太くんは遠慮しないタイプなのだろう。
 聡太くんは最近母氏のマフラーのフリンジにご執心で、ずっとかじかじかじかじしている。その度に届かない場所に移動する。なんなんだろう。

「なんだ? いけめんすぎたか?」


 おとといから始めた「人間の食べ物」を、聡太くんはいたく気に入ったようだ。なんのことはない、茹でたササミである。
 きのうは茹で汁を凍らせたものも与えたが、皿の上でぺろぺろなめるのでは満足できなかったのか、くわえて持ち運ぼうとしたのでとりあげた。やっぱりちゃんと溶かさなくてはだめなようだ。
 大きくなってきて食欲が激しくなったので、カリカリとパウチとササミと猫用かつおぶしとちゅーる、それから水というのが聡太くんの食事の内容だ。人間より豪華なものを食べている気がする。
 ササミはいちおう茹でたときに味見した。意外と人間でもおいしいと思える味で、塩なんか少しも入れていないのにほんのり塩気があった。血の味だろうか。
 人間が食べておいしいんだもの、猫が食べてもおいしいに決まっている。
 きのうもきょうも、買い物から帰ってきてまっさきに聡太くんをケージに入れた。聡太くんが自由な状態でお惣菜や魚や練り物などといったものを買い物袋取り出すのは危険だからである。
 母氏の誕生日に、スーパーでそのまま詰めてもらえる買い物カゴを買おうかと思っていたのだが、聡太くんがこれではとてもとても買い物カゴで食品を運ぶことはできない。
 それならば母氏の誕生日にかこつけて花を買おうかとも思ったものの、聡太くんは鉢植えをこれでもかこれでもかとひっくり返すので、それも夢で終わりそうだ。マジでなにプレゼントしよう。

天下を睥睨す。


 きょうは溜まりまくった録画を消化しようと思っている。「引きこもり先生」とか「岸辺露伴は動かない」とかそういうのだ。
 聡太くんは基本的にテレビに興味がない。でもときどきテレビ台に座って邪魔してくる。こういうのをネコハラというらしい。
 猫は注目されたい生き物なのだなあと思う。台所に家族3人いると「まぜろ〜」と来るからだ。たまちゃんもそうだった。

 ぜんぜん関係ないのだが、なぜインスタは猫をUPすると可哀想な犬猫の動画をおすすめしてくるのだろうか。そしてなぜ東京のオシャレな美容院の大変身動画を流してくるのだろうか。
 わたしは可哀想な犬猫よりなら楽しそうな犬猫がいい。東京のオシャレな美容院ならインナーカラーとかそういうのもやってもらえるかもしれないが、ふだん行く美容院で美容師さんに「都会で流行ってるカラフルなヘアカラーって頼む人います?」と聞いたら「いないですねえ」と言われた。
 これから帰省してきた人で、田舎もそれなりに混雑するだろう。流行り病をうつされぬよう、心を引き締めていかねばならない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?