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きょうの聡太くん 2022/10/27

 きのう、絵画教室の先生に猫の防寒対策について相談したところ、猫用のホットカーペットを薦められた。なんでも安全な温度までしか上がらないホットカーペットがあるらしい。というわけで、ホームセンターで3980円の犬猫用ホットカーペットを買ってきて設置した。
 最初は聡太くんがよく寝ているところに置こうと思ったのだが、毛布の下とかクッションの上では使わないでくださいと書いてあった。仕方なく床に置いた。
 聡太くんはこれで寝てくれるかな、と思ったが、新しいものが増えてなんだか怖かったらしく、「ほらあったかいよ」と誘っても近寄りもしない。乗せてやってもすぐ動いてしまう。まだ新しい、我が家の匂いのしないものなので警戒しているのだろう。
 ちょっとずつ慣れていただくしかなさそうだ。

「どうも、にひるないけめんです」


 相変わらずお腹ゆる太郎が続いている。
 チョッキンしてもらった獣医さんでいっぺん注射されてぴたっと治ったわけだが、いまみたいにお腹を壊す要因がいろいろ思い当たる状況では、注射でぴたっと治すのは厳しいのではないか、と思う。
 いろいろ考えて、いつもの獣医さんから薬をもらってくるのが良さそうだなあと思い直した。無理に注射で治すのはかわいそうだ。
 というのも絵の先生が、聡太くんをチョッキンした獣医さんはヤブだとずっと悪口を言っていて、クレーマー体質の絵の先生が言うことだから話半分に聞くとしても、ちゃんと原因を調べず薬を打つのはよくないよなあと思ったのである。
 絵の先生のところの茶トラくんがこの間亡くなって、具合を悪くしたときに近所で唯一日曜もやっている、先生がヤブと罵る獣医さんに連れて行ったそうなのだが(というかなぜヤブだと思っているのに連れて行くのか……日曜やっているのはそこだけとはいえ)、よく調べもせずに処置されてどんどん弱ってしまったらしいのである。
 言われてみれば聡太くんのお腹がゆるいと言ったときも特に検査もせずブスリと薬を打たれた。これはよくない気がする。
 話半分に聞いても、「簡単な手術をしてもらう獣医さん」という扱いでいい気がする。やっぱり話を聞いてくれてちゃんと説明してくれる獣医さんがいちばんいい。その点いつもの獣医さんは父氏の同級生なのでとにかくフレンドリーである。それにリーズナブルだ。
 きょうで肝臓の薬を飲み終わるので、あした薬を買いに行こうと思っている。きのうの夜乳酸菌入りのちゅーるを食べさせて、朝はUNKOを出していないようだったのでちょっと様子見だ。

肘フラワー。


 きのうは日本シリーズのテレビ中継が秋田県の地上波ではやっていなかったので、人間はみな早々に寝てしまった。
 わたしもさっさと寝るべく歯を磨いていると「どすっ」という音がして、なんだなんだと茶の間を見ると聡太くんが神棚に登って満足げな顔をしていた。
 それはキャットウォークではないのだがなんでそんなところに登るのか。分からないが楽しそうにしていたのでまあいいかと思っている。ちゃんと降りてくることもできた。
 無体なことを楽しそうにするから困る。確かに猫の飼い方の本を読んだときのメモに「高いところに登らせてやる」とは書いてあった。しかしちょっと高すぎるんじゃないのか。
 これは「すごいねーそんな高いところ登れるんだね!」と褒めるべきか、はたまた「こら、なにをやってるんだ」と叱るべきか、大変判断に悩む。高いところに登りたいというのは猫の自然な欲求なのだろうし、体を動かすことはきっといいことだ。しかしホコリがすごいし万が一怪我をしたらと思うと気が気でない。
 とにかく元気で過ごしてくれればそれでいいのだ。悪いことをしても怪我や誤飲誤食をしなければそれでいい。でもできれば穏やかにお願いします、と言いたい感じである。
 ちなみにきょうは飼い主のパソコンにチョッカイしたのは一瞬で、すぐ寝てしまった。だんだん大人しくなってきたのかもしれない。それともパソコンは食べられないとわかったのだろうか。つまり今日も公募の原稿が進んだのであった。

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