きょうの聡太くん　2022/6/26

　聡太くんが引き戸の開け方を覚えた。先代もやっていたことではあるが、こんなに早く覚えるとは思わなかった。
　茶の間の引き戸を開けて台所にダッシュし、シンクの水をぺろぺろ舐める。獣医さんにお腹がゆるくなるのは水の飲みすぎと言われているのだが、こうなると止めようがない。
　キャットフードを用意するとき台所にきて暴れるので、台所にこないように茶の間にいてもらっていたのだが、新しい対策を考えねばならない。高いところによじ登ることもできるので、高いところにおいてお茶を濁していたゴミ箱もこのままではひっくり返されてしまう。
　それからわたしが薬を飲もうとすると、キラキラの錠剤のシートやカサカサ鳴る薬包紙に興味を出してやたらちょっかいを出してくるので台所に逃げて薬を飲んでいるのだが、それも難しいかもしれない。
　それからもう登れないだろうと思っていた神棚に、掃除機にびびって登ってしまった。ビックリした。
　その上きょうは思い切り後ろ足でＵＮＫＯを踏んづけて、聡太くんを洗ったり拭いたりで将棋えねっちけー杯の視聴がワヤになってしまった。投了図以下の解説すら見られなかった。なんなんだお前は。お前という子は本当に……。

すごくかわいいよ、君は大事な家族だ。

　聡太くんはもう赤ちゃんでないのだなあとしみじみ思う。我が家に来たときはちっちゃくてただただ可愛らしかったのに、いまでは無体なことばかりしている。
　すごく可愛いのは変わらないし、ずっと健康でいてほしいし、家族の一員なのは確かだ。しかしワンオペで面倒を見る限界が近づいている気がする。
　もう少し大きくなったらいたずらも落ち着くのだろうか。元気なのはいいことなのだが。

　明日は獣医さんにお腹の薬を出してもらう。本人を連れて行くか訊くのを忘れてしまったので、明日また電話しなくてはならない。