見出し画像

きょうの聡太くん 2022/6/20

 聡太くんが元気いっぱいでかねざわ家はきょうも平常運転だ。

すこやか。

 最近、聡太くんが冷蔵庫に興味を持ち始めた。たぶんパウチのキャットフードをタッパーウェアに入れて冷蔵庫にしまうからだと思う。
 冷蔵庫を開けると立ち上がって覗きこむ。我が家の冷蔵庫はだいぶ古いやつなので、野菜室が一番下なのだが、それも覗きこむ。あぶないからやめてほしい。
 それから聡太くんはわたしのリュックサックにご執心である。紐が出ているし、開けると絶対入る! とばかりに中に潜っていく。あぶないからやめてほしい。
 それからわたしのズボンのベルトを噛む。やめてほしい。
 やめてほしい三連発してしまったが、こうやって育っていくんだなあと思う。ちょっとずつ怖い体験をしたりして、賢くなっていくのだろう。

 聡太くんはなんでか知らないがケージの上でよくしっぽを追いかけ回して「うにゃ? むにゃ?」と言っている。ぜったいあぶないと思う。
 というかたぶんキャットケージは天井に登ることは想定していないだろうし、あぶないからやらないでくださいと取説に書いてあるに違いない。今のところ体重1キロちょっとなので少々揺れる程度なのだが、大きくなったらなにか登れないようにする工夫をしたほうがいいのだろう。

 それから面白いのは、普通に話しかけても知らん顔するのに、高音の猫撫で声で話しかけると反応が大きいことだ。だから猫撫で声というのだろう。

 きょう、システムトイレのシートを買いにホームセンターに行って、なにかいいオモチャはないだろうかと猫のオモチャコーナーを見てみた。
 色とりどりのボールや魚のぬいぐるみ、じゃらして遊ぶタイプのやつ、噛んで遊ぶやつ、じつにさまざまな猫のオモチャが並んでいたが、実際のところお店で買ってきたオモチャより丸めたチラシや菓子パンの袋を結んだやつのほうがお気に入りなので、とりあえず眺めるだけにしておいた。
 名前の元ネタの人が子供のころよく遊んでいたオモチャというのがテレビに映ったことがあって、確かひとセット十万のブロックだった気がする。それを思えば実質タダだ。いや人間と猫で全然違うんですが……。
 教育法や遊んでいたものを真似してそれで同じ脳の作りになるわけがないのだが、名前の元ネタの人の29連勝のころ、スーパーのクリスマスコーナーに将棋セットがあったのは、やはりどんな親でも子供に少しでも賢くなってほしいからなんだろうなあと思った。
 わたしも早く聡太くんに「噛む」以外の食欲の表現を覚えてほしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?