きょうの聡太くん　2022/7/25

　聡太くんが朝から噛み噛み攻撃をしてくる。買い物から帰ってきても激しく噛んでくる。しょうがないのでお仕置きと称してしばらく一人ぼっちにしてやった。
　これはネットで「子猫　噛み癖　治し方」と検索したら出てきたもので、噛んだり引っ掻いたりして興奮している子猫を、一人ぼっちにすることでクールダウンさせる、というものだ。ちょうど読み終わった本があったので、その感想をはてなブログにまとめて更新して、そのあいだ一人でいてもらった。お仕置きタイムが終了して、聡太くんを隔離した場所にいくと、いつも通り椅子の上でじっとしていた。茶の間の明かりをつけたら茶の間にやってきて、父氏のリクライニングチェアのくぼんでいるあたりに収まって昼寝を始めた。別人、いや別猫のごとき大人しさである。
　仮面ライダーの録画を見ている間も、大人しくスヤスヤと寝ていた。やっぱりただ興奮していただけなのだ。

キリッ。

　母氏いわく、なかなか寝てくれない子供のことを方言で「古あずき」と言うらしい。なかなか煮えない、にぇない、寝ない、で古あずき、だそうだ。
　聡太くんがまさにそれだ。ご飯を食べた後も元気よく走り回ったりして寝てくれない。これは人間が興奮させすぎているからかもしれない。噛み噛みエヴリバディが始まってしまうのも、人間が近すぎるからという気がする。食事したらゆっくり休ませてやれば、大人しく寝ていてくれるのではないだろうか。
　食事をとる前はケージに入れる。ケージのなかで大騒ぎをして、ご飯が出てきて猛ダッシュで食べる、とやっているので、興奮しながら食べているのだと思う。クールダウンが必要なのだ。
　まあ子猫だから人間と遊びたいさかり、というのは分かる。しかし噛み癖が残っては困るので、人間を噛んではいけないということだけは覚えてもらいたい。わたしも母氏も絆創膏を貼り付けて暮らしている。

　この間、花嫁衣装を着て聡太くんを抱っこして記念写真を撮る夢を見た。寝ぼけているあいだ、「これいいじゃん……」と思っていたのだが、よくよく考えたら恐ろしいことだ。
　でもそれだけわたしは聡太くんが好きなんだ、と思った。人間と猫は結婚できないが、アメリカでプロムの相手に猫を選んだ高校生の話をツイッターで見かけた。
　わたしは明るすぎていじめられるタイプのいじめ被害者だったので、もし高校を卒業するにあたってダンスパーティの相手が必要、となったら聡太くんを選ぶ可能性はある。まあ高校出てないんですけど……。

　聡太くんのお腹は治る気配がない。諦めずに薬を飲ませ続けようとは思うが、最悪これは療法食かよその獣医さんで検査の可能性もある。
　本人は元気そうだ。ただちょっと痩せている。元気に育ってほしいのでしっかりしたＵＮＫＯを出してほしい。