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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん及びヘドロ飼い主 2022/6/28

 大雨警報が出た。降ったり止んだりだが降るときは結構激しく降っている。
 ちょっと心配になり、「(住んでいるところ) ペット 避難」でググってみたが、避難所の情報が出るだけで、猫と避難していいのかはわからなかった。
 避難できるとしても犬なら日ごろから散歩するから避難は簡単だが、猫はキャリーバッグに入れねばならない。聡太くんはかつて、人間の飯時に騒ぎすぎてキャリーバッグにいれたところ、脱出しようと暴れて鼻の頭を擦りむいたひとだ。どうしたらいいやら……。
 とりあえず災害みたいな雨にならないことを祈るしかない。いのちだいじに、である。
 ここ何年か天気が極端な気がする。関東では猛暑だと聞いた。今年も梅雨が明けたらくそあっちいんだろうか。

スーパーマンのポーズで寝る。


 聡太くんが引き戸を自由に開けるので、邪魔されずにパソコンをいじったり日記を書いたりできなくなってしまった。自分の部屋に戻るのは聡太くんがなにをしでかすかわからなくて不安だし、ケージに入れると大騒ぎする。少しでも楽しいところにしたくて、ケージに洗濯バサミやら鈴やらを吊るしたが無駄だった。
 それでも寝ている隙をついて公募に投稿する次回作のプロットをルーズリーフに書くことができた。あしたは絵画教室なのであさってから書き始めたい。
 聡太くんはパソコンのカタカタいう音や鉛筆の匂い、シャーペンのかじり心地が好きなようだ。そういうものを操作したり出したりするとすっ飛んできて邪魔をする。迷惑だがかわいい。

 きのう、聡太くんを家の奥に案内した。
 物置状態の、祖母がパーティをやるのに使っていた部屋と、祖母が寝ていた部屋に通した。聡太くんはビビっていたが、縁側から入ってくる太陽光を浴びてみたり、洗濯ものをかけておくやつによじ登ったり、なかなか楽しそうにしていた。
 その縁側は、先代猫たまちゃんが亡くなったとき、火葬まで花やおやつと一緒に入った段ボールをおいていたところだ。真冬だったのだ。
 柔らかくて温かい聡太くんを抱っこしていて、ふと硬くて冷たいたまちゃんを思い出した。泣きそうになった。

 物置状態の奥の部屋を片付けていて、えもんかけに掛けっぱなしのわたしの長襦袢が埃で汚れているのが目に入った。半衿を外して、ポリなのでそのまま洗濯した。
 これは朝ドラ「花子とアン」の衣装のオシャレな着物にインスパイアされて普段着着物に憧れたころにネットで数千円で買ったものだ。ほんのいっとき、買い物に着物で出かけたりしていたが、田舎だと悪目立ちするし結局飽きてしまって最近は着物は放置状態になっている。
 片付けていたら大量のハギレが出てきた。たしかこのハギレは祖母の着物に継ぎ足せばわたしも着られるんじゃなかったっけ……と思ったのだが、そんな七面倒なことをしなくても新しく買えばいいだけのことだ。いまは安いプレタの着物がネットで普通に買えるのである。
 久々に着物を着たいなあと思った。ただし涼しくなってからだが。浴衣で大人っぽいやつないかな、とネットを彷徨ったがオシャレなやつは高いのだった。当たり前体操である。
 ババアになったら毎日着物で過ごしたいなあと思った。目指す地点はサザエさんのフネさんである。

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