『人間きょうふ症』47
「・・・はーい」遠いとこから声が聞こえた。
「さ、座りましょう。すぐに来ると思いますので。」
先生はそういうと、カウンター席に座った。数分後には高瀬さんと言われるおじいさんが表に出てきた。
「にしても、久しぶりだのぅ。二人とも。元気にしてたかい?」
「…久しぶり?」
「なんだ、覚えておらんのかね。あんたぶっ倒れたんじゃぞ」
「あ、高瀬さん!」
「あ、、すまんすまん」
状況が飲み込めなかった。そもそもぶっ倒れたって、あの夢のこと…?だとしたら、先生は嘘ついていた…?みたことありそうなおじいさん…。何が、、
バタッ。
「佐藤さん、しっかりして!・・・」
何かが聞こえる…。でも認識できない…。な…んだ…。また、昔と同じ…。
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