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#1 私にとっての海外


皆さん、こんにちは!
昨年は、自分と向き合う時間が多かった分、今年はそれを少しずつ社会に出していけるように頑張っていきたいと思います。

今回報告として、私がメンバーとして関わっているPLAINEが、2023年1月に、非営利型一般社団法人PLAINEとして活動していくことになりました。PLAINEでは、「海外・サッカー・ジェンダー」の3つを軸として活動していきます。

それに合わせて私にとってのそれぞれの経験や想いを書いていきたいと思います。これまでこのNOTEでは、ジェンダーに関する記事をアップし続けてきましたが、今回は、私の海外経験について書いていきたいと思います。



留学は華やかなものだと思っていた


サッカーのチームメイトと共に in NZ

日本の高校在学中、16歳の時に1年間ニュージーランドへ行った。
日本の大学を中退して、20歳の時に2年間アメリカの大学へ行った。

海外経験を人に話すと、「すごーい!」「私も留学いきたい!」「英語ペラペラいいな!話してよ!」とか言われる。もちろん悪気はない。

でも自分にとって、留学はそんなに華やかなものではなかった。

「新しい世界を見てみたい」「自分が知らないことを知りたい」「もっと成長したい」そんな純粋な想いで留学を決めた。日本では割とうまくやっていたし、勉強も人並みにもできていたし、海外に行ってもどうにかなるだろうと、あまり何も考えることなく、出発の日になった。

その結果、現地に着いて頭を思いっきり殴られたような、スタートの鐘が大音量で鳴ったような衝撃を受けた。それまで積み上げてきた、人間関係、安心・安全な環境が全て0なり、強烈に孤独を感じた。

何を話しているかもさっぱり、明日の予定も何時に起きればいいのかも分からない。そんな16歳の留学生活の始まりだった。

2回目のアメリカへの留学も、人生最大のホームシックになり、帰りたいと毎日泣いて、周りに大迷惑をかけた。(サッカーで大学に行ったのに、サッカー部の練習初日にアメリカ人に足の小指を踏まれて折れて、プレーできなくなったことも大きい笑)

新しい環境はいつだって不安。1人で海外に行く時は、それまで味わったことのなかった”怖さ”がついてきた。言語も人も食事も、その土地でのルールみたいなものも全て違う環境でやっていけるのだろうか。自分は誰からも認められないのではないか。

「留学ってかっこいい」とか「海外に行ったら、勝手に英語が話せるようになる」とか「自立した人間になる」とか。全部違った。

自分で考えて、行動に移して、覚悟を決めて本気で頑張らなければいけないと。誰も助けてくれない。

現地についてやっと、「本気でやる」と誓った。



当たり前は当たり前ではない


選手紹介 in the U.S.

海外に行って、1番感じたことは、自分が信じていた当たり前が、当たり前ではなかったということ。

例えば、ニュージーランドは時間がとてもゆっくり流れている。サッカーの練習で、集合時間になっても誰も来ないこともよくあった。集合時間に友達に連絡すると、「いま家出たからもうすぐ着くよ〜」なんて軽く言ってて、最初は意味が分からなかった。

アメリカでは、女の子同士が目の前でキスしていたり、試合後には絶対にピザを食べる習慣があったり、思ったことは言わないと伝わることがなかったり。

何もかもが違いすぎて、もう自分の知っている世界や自分が信じていることが分からなくなった。

そもそも世界に当たり前とか常識なんてなくて、正解や不正解なんてないのではないか。これまでどれだけ狭い世界で生きていたのか痛感した。これまでどれだけ周りの目を気にして生きていたのか。

「こうでなければならない」という生き方はなくて、自分が生きたいように生きる。自分がありたいようにある努力をする。

シンプルでいいんじゃないか。

それまで周りの期待に応えようと必死に生きていた分、自分がどうありたいのかとか考えたことがなかった。

ある意味、他人任せで、楽に生きてきたんだなと思った。

自分が生きたいように、ありたいようにあるにはもっともっと自分を知る必要があったし、どんな経験をしてきて、何を感じて、何が強みで弱みで、何が好きで嫌いかという棚卸し作業が必要だった。

海外に行って多様な人に触れることで、強制的に向き合うことになったし、「ありのままの自分で成長・挑戦していくことが、自分の幅を広げていくこと」になるんだなと思った。


私にとっての海外



私にとって海外とは、「自分の世界を広げる時間」だった。

多様な人と関わり、見たことのない世界に触れ、自分の視野を広げてくれるもの。自分の殻を破り、ちょっとだけ無理をすることで、新しい世界を見ることができるもの。

苦しいことや辛いこともたくさんあったが、それでもこうして留学に行って良かったと心から言えるのは、それ以上に「自分が変わることができたという実感」があるからだ。

1歩踏み出したからこそ見れた世界がある。大切なのは、自分で考えて、自分の足で行動することだと学んだ。

さらに、海外へ行くだけではなく、そこで自分がどんな信念を持ってチャレンジできるかで、どれだけ成長できるかが変わってくると思う。向こうで、壁や困難にぶつかることで、強制的に自分の弱い部分を向き合うことになる。そこには精神的苦痛があるかもしれない。それでも逃げずに向き合うことで新しい自分に出逢えたり、世界が広がっていく。

この海外経験が今の自分を作ってくれた。これからはこの経験をもとに、着実に自分の想いを形にしていくことを頑張っていく。それが自然とまた海外に行くこにと繋がっていくと思っているし、そこに向けて1歩ずつ着実に進んでいきたい。

海外はいつも新しい世界を見せてくれる。これからも、新しい環境に触れ続けたいし、新しい人に出逢って話してみたい。そのためには自分がもっと成長していく必要がある。





ここまで私の海外経験を書かせていただきました。NOTEに書くことで、この経験が今の自分の見ている世界にとても影響しているんだなぁと実感します。もし話をしてみたいという方がいましたら、ぜひご連絡してもらえればと思います。




お知らせ



初めての留学を決めたきっかけとなった恩師、みきさんと共に、一般社団法人PLAINEとして、クラウドファンディングを実施しています。私たちがこれまで経験してきた「海外」を通じて、誰かの生きる希望や勇気になれるように、様々な方法を模索していきます。

ぜひ、応援&シェアしていただけると嬉しいです。

次回は、私のサッカー経験について書きたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございました!


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