ハーブ屋さんを始めたわけ(5)

(4の続き)
1日370円なんて、子供のお店ごっこよりひどい。
でも始めたから、あと一日やろう。
三が日はやろう。

そんな思いで始めた店は、やがてカフェを併設し、スパイシーカレーが名物となり、今年でまる13年となりました。

いまは他の仕事との兼ね合いで日曜日しか開けられないので、オープンからの営業日数は微々たるものですが、それでもよろよろ続けてこられたのはたいしたもんだな、と自分でも思います。

ありがたいことに、町の方々からも有形無形の応援をいただき、現在では週末だけの店もかなり増えてきました。

あのときハーブ屋を始めなかったら。
町のひとたちとのつながりも、こんなに深く作ることはかなわなかった。
パラレルキャリアという、飽きっぽい自分にぴったりの働き方を作ることもなかった。

古い家には、感謝しかありません。

ふりかえって思うのは、「流れが来た時は四の五の迷わず進んでみるのがよい」ということです。
もちろん準備や計算も必要ですが、石橋を叩きすぎると渡れる橋も割れてしまう。

ぜひ、思いつきがなんだかスムーズに進んでいくな、という時には、思い切って進めてみることをお勧めします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
(おわり)

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