流行っていない「流行語大賞」は有害ですらあると思う
流行語大賞、2021年度が発表になりました。
毎年本当に流行ったのか?と首を傾げたくなるものがあるのですが、今年は比較的聞いたことのあるのが多かったかなと個人的には思っています。
(ごめんなさい、スギムライジングは知りませんでした。)
で、その中で今回は「親ガチャ」がトップ10いりしたようです。
これを見て私は「いよいよこのイベント、辞めた方がいいんだろうな」と感じました。そんなnoteです。
【問題点①】そもそも流行を追ってない
まずは過去の例として2020年のGoogleの検索ランキングと流行語大賞を並べてみましょう。
2020年はコロナ一色だったので、その用語がどちらにも入っています。
また、あつまれ動物の森や鬼滅の刃など、アニメ・ゲーム系も同じようなものが入っています。
問題は「フワちゃん」と「愛の不時着」です。
フワちゃん、google検索の名前ランキングではTOP10にも入ってきません。上位は早逝された方か不祥事があった人がランクインするのが常なので、それ以外から(無理やり)選べばフワちゃんになったのでしょう。
愛の不時着というドラマについてはもっとひどくて、日本の検索ランキングでは10位です。
人物と違ってこちらはポジティブな意味での検索が上位を占めているのに、それでも10位のドラマを対象に選んでいます。韓国ドラマということで一部の人は熱狂的なのかもしれませんが、それにしても素直にテセウスの船でよかったのでは・・・?
【問題点②】思想が偏りすぎ
上記の通り、ユーキャンから発表される流行語大賞は実態を表していないのは皆さんなんとなく察しがついていると思います。
とりわけ政治世論周りについては1項目以上選ばれ、かつそれが選考委員の好みによっていると批判されています。実際にトップ10いりしたものでも、
と並んで行きます。
与党批判ありきで選んでいるような言葉もあって、特に「ご飯論法」については全く知りませんでした。当時あまりにも皆がわからず瞬間的に検索数が増えたのが話題になったくらいです。
さすがに怒られたのかはわかりませんが、2017年ころは少し抑えめに、世の中で起こった活動や問題点などを取り扱うことが多くなってきました。
「親ガチャ」はあまりにひどい
上で書いたとおり、流行語大賞なんて言うのは所詮1会社のイベントなので個人的には特に気にしていませんでした。
政治関連も大体左寄りなので、その後右側サイドからの炎上込みで風物詩として見てたくらいです。
ただ、選考しているのなら、さすがに「親ガチャ」は無いでしょう。
人はみな生まれながらに平等であるなんて聖人みたいなことを言う気はありません。「生まれついた家の環境で自由度が違う」というのは認めます。ネットスラングでガチャという表現で自虐する人が出てくるのも理解します。
しかしそれをわざわざ選ぶってことに相当違和感があります。
なお選考理由は以下の通り。
わざわざ分断を煽るような言葉を選んでおきながら結びの言葉が支え合える世の中とかちゃんちゃらおかしい。
政治用語はまだいいよ。どうせそれに反応、反論する人はもともと政治的なスタンスが固まっていたり知識を持っている人たちだから影響はすくないと思うし。でもこんな言葉を子供に使われた親はブチ切れるし、そうじゃなくても「あいつ親ガチャSSRだから」みたいな偏見を生み出すのが容易に想像できるわ。
結論
あんたらの政治的なスタンスはどうでもいいけど子供まで巻き込むな。
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