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予算200万円台でのDIYマンションリノベ6 シロアリの棲家から人間の棲家へ


クロスをべりべり剥がしていく

壁は塗装にすることにしました。汚れるからという理由で、前職ではなかなか使えなかった艶無し塗装です。自宅なら、汚れたらホワイトのように上から塗れる気軽さで採用!

教わった通りに、既存のクロスをぺりぺりと剥がしていきます。
超楽しい。簡単にはがれていきます。

出来ないと思っていた領域に踏み出すのは何とも言えない高揚感があります。小さなころに遠い町まで自転車で行った感動は、大人になっても味わえるものです。

地獄の始まり

クロスの薄皮まで剝いでしまったところが気になったので、綴組の麻子師匠に電話で質問します。
「薄皮はがしちゃったんだけど大丈夫ですか!?」
「大丈夫!薄皮も水かけて全部はがすよおぉーーー♪♪」
「うそぉ…」

この薄皮が全然はがれません
背伸びしたがりな中学生の頃、机の端に貼ってあったドラえもんのシールをはがしきれずに、定規でこそげとった記憶が蘇りました。

灰色に残ったあの薄皮2㎠が、いま全部屋に広がっている。
さっきまで家族で楽しく剥がしていたのが一転、どんよりとした空気が流れ始めました。

「だからプロに全部任せた方がよかったんだよ」 とか 
「始めてしまったものはしょうがないだろ」 とか、
途方もない会話がつづき、気づくと外は夕闇に。

この姿勢のまま、1時間半どんよりしてこの日は解散

後日来てくれた綴組の宮園師匠と麻子師匠に手本を見せてもらうと、めいっぱい水をびしゃびしゃにしてしっかり時間を置いてから剥がし始めました。すると、すぅ~っと剥がれていきます。
壁の状態によってこの加減は変わるようで、教えてもらった通りにやると気持ちよく剥がれていきました。

こんな感じで、もはや書ききれないのですが
やってみては壁にぶつかり二人を呼ぶ ということを繰り返すうちに、我が家ではすっかり二人を崇めるようになりました。


塗装とパテの講義


電気配線は地元にひとりはいる電気工事士の友達に
力仕事はアメフトやってた友達に
玄関の左官はスーパーゼネコンの施工管理の人に
棚のカットは馬具屋さんの友達に


床にボンドを貼って、ベンチタイム


ボンドのキャップを探す母


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