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予算200万円台でのDIYマンションリノベ1 シロアリの棲家から人間の棲家へ

こんにちは

一級建築士の松井創斗と申します。

今回は、自宅のマンションリノベーションについての記事を書かせて頂きます。


はじめてのdiyセリフリノベ。

右も左もわからず、さまざまなトラブルや楽しい出来事を経験しました。


誰かの目に触れて何かのきっかけになれば幸いです。それではどうぞお楽しみください。




序章


10年間勤めた組織設計事務所を退職し、故郷の川口市に移ってまいりました。

集合住宅は、設計も現場監理も、一応経験してきたつもりです。

しかし、これが自分で施工となるとさぁーっっぱりわかりません。

釣り友達から「DIYでやるの?さすが一級建築士だなー」と言われて気づいた違和感。恐ろしいもので、触れたことのないものを図面に描いて、指示してきたのです。(稀にそうでない設計者ももちろんいらっしゃいます。でも、その人たち結構スゴイんです)

その恥ずかしさをも受け止めてくれる、設計も施工も出来る友人「綴組さん」にDIYサポートを依頼し、実家の両親や友人たちを巻き込んで、セルフリノベーションを始めることになりました。


現地調査


南側の大きな庭に一目ぼれ

大きな庭と、南側に連続する窓に一目惚れして、この物件に決めました。

ただし、気になるのは「ビンテージマンション」とも言えない微妙な古さです。

これが、明らかに旧耐震時代のマンションなら、建具や金物にも味わいがあってカッコいいのですが、絶妙な旧さ。


昔のリバイバルファッションはイケてるけど、10年前だと微妙なのと
なんだか似ています。
建築の方がすこし老いるのが遅いんですね。



解体


さて、現地調査の次は、部分的に解体をしてみて、見えない部分を調査していきます。

天井を開けてみると、思いの外綺麗なコンクリートです。当時の型枠はラワン合板でしょうか、木目が綺麗に残っています。これは現しにしても耐えられそう!ということで天井は全て解体することに。


それにしても、どうもカビ臭い。。壁を解体してみると一大事

次回に続きます。





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