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ロックダウンってどんな状態?

おはようございます。

今日でちょうどロックダウン1週間のハワイです。

日本もそろそろロックダウンが近づいているような雰囲気ですね。

自分が住む町が閉鎖されるなんて、生まれてから経験したことない人がほとんどです。

不安に思っている人も多いと思います。

今日は、個人の視点でロックダウン中の生活について、話します。

食料

みなさんが一番心配しているであろう食料ですが、まったく問題ないです。

ロックダウン中でも、スーパーマーケットなどの食料品を扱うお店は通常通り空いています。

パスタや缶詰などはあいかわらず品薄ですが、米、肉、野菜、冷凍食品などは豊富にあって、必要なモノは一通り手に入ります。

ハワイの食料はほぼ全てがアメリカ本土からの輸入品です。

こんな状況でも、ハワイまで食料や生活物資を輸送している物流業界の方々、そして営業を続けているスーパーマーケットには、感謝しかありません。

本当にありがとうございます。

東京では小池知事が外出自粛を要請する会見の後、一部のスーパーマーケットで買い溜めやパニックがあったようですね。

パニックを起こす必要はまったくないので、落ち着いてください。

むしろパニックが起きている時に買い出し行くのは、感染のリスクがあり非常に危険です。

ハワイでもロックダウンが発表された日はスーパーマーケットが混雑していましたが、数日後に行った時にはすでに落ち着いていました。

これがロックダウン3日目のウォルマートの様子です。

混雑はまったく無く、自動化のセルフレジも待たずに使えました。

買い出しに出る際は、使い捨て手袋やマスクを着用して、感染からしっかり身を守ってください。

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レストランでの外食はできません。

レストランの食事は、お持ち帰りとデリバリーのみです。

ロックダウン中のレストラン経営は、そうとう厳しいはずです。

わが家もたまにテイクアウトを利用して、できるだけ個人経営のレストランにお金を落とすようにしています。

毎日お持ち帰りやデリバリーで食べていくのは金銭的に負担が大きいので、基本は家で自炊になります。

せっかく朝から晩まで家にいるので、普段は作らない煮込み料理などにチャレンジしています。

外出

ロックダウン中でも外出はできますが、不要不急以外の外出は警察に注意されたり罰金の対象になるようです。

食料品や衣料品の買い出しは、問題ありません。

ただし、必要ないのに家族総出で買い出しに出たりするのは注意されるようです。

散歩に外へ出るのは、賛否両論あるようです。

僕が住んでいる郊外の人通りの少ない地域では、散歩やジョギングに出る人をけっこう見かけます。

ただ狭い歩道ですれ違う時などは、お互いに距離をとって道を譲りあうようにしています。

テレワーク

僕の会社はもともとテレワークを推奨している会社なので、ロックダウンに入ってもあまり業務に支障は出ていません。

取引先の銀行や弁護士事務所、会計事務所や州政府機関なども、以前からテレワークに移行する準備ができていて、今のところほとんど影響は出ていません。

必要な連絡は、Eメール、電話、LINE、Zoomなどで対応しています。

本来は対面で行われるべき業務もありますが、州の政府機関が非常時の特例を設けたりして臨機応変に対応しています。

うちには3歳児がいるので、邪魔されずに集中して仕事をするのはなかなか難しいです。

息子が一人の作業に飽き始めたら、嫁と交代で相手をするようにしています。

ホームスクール

ロックダウンに入って、学校や保育施設はすべて閉鎖になりました。

僕の家には3歳の息子がいて保育園を利用していましたが、ハワイ州で市内感染が確認されたあたりから徐々に生徒が減っていました。

その状況を見て、ロックダウンの発表前に自主的にホームスクールに移行しました。

息子のiPadからNetflixやYouTubeなどのアプリを削除して、PBSなどの教育系チャンネルアプリや、有料の教育系アプリをインストールして与えています。

子供が一人でiPadで遊ぶ時間を減らすために、夫婦で交代しながら運動や工作の時間をとっています。

運動

外へ出て一人で散歩やジョギングを楽しむことは、今のところ許容されています。

公園などはすべて閉鎖されています。

子供の遊具などは、プラスチックの網でグルグル巻きになっていて、遊べないようになっていました。

州知事がロックダウンを発表した時に、サーフィンはしてもいいのか、という質問が出ていました。

サーフィンなど、他人と接触せずに楽しめるスポーツは許容されています。

ロックダウン初日に近所のビーチへ行ってみたところ、週末とかわらない数のサーファーがサーフィンを楽しんでいました。

ロックダウン中は運動不足になりがちです。

僕は普段一日に1万歩以上歩くのですが、ロックダウンに入ってから5千歩に到達しない日が多くなりました。

室内の運動は、筋トレを中心にやっています。

ロックダウンが始まる前に、ヨガマットやダンベルといった室内で使えるフィットネス用品を揃えておくことをオススメします。

娯楽

ロックダウン中は家の中に引きこもるので、室内で楽しめる娯楽が中心になります。

僕の家にはテレビがないので、NetflixやYouTubeを見たりしています。

普段は家族がそれぞれ自分のiPadで読書をしたり動画を見たりするんですが、ロックダウンに入ってから家族で同じ映画を見ることが増えました。

嫁の大きめのモニターにNetflixを映して、大音量スピーカーで楽しみます。

家族で楽しむムービーナイトは最高です。

ロックダウン中の娯楽で個人的におススメなのは、料理です。

時間はたくさんあるので、普段作らないような凝った料理を作っています。

家族

ロックダウン中は、一日中家族と一緒です。

これは人によっては、かなりのストレスになります。

この一週間の間に、わが家でも何度か些細なことで喧嘩をすることがありました。

思っていることを直接相手に伝えて、できるだけお互いにストレスを感じない環境づくりを心掛けています。

ロックダウンに入ってから、家族の団結は強くなったと感じています。

これだけ家族との時間が増える機会も珍しいです。

せっかくの家族の時間です。

楽しみましょう。

お金

ロックダウンの影響で、でわが家もけっこうな経済的ダメージを被っています。

お金のことでストレスを抱えることもありました。

わが家では、現在の最悪な状況が6カ月続いたと想定して、現金調達のプランを策定しました。

次に、銀行と生命保険会社に連絡をして、ローンと生命保険料の支払いの停止、先送り、ローン組み替え、キャッシュバリューの確認などを行って、直近の支払いの状況などでできることがないかを確認しました。

具体的な対応策が決まると、漠然とした不安は無くなります。

お金のストレスで、せっかくの家族との時間を無駄にしてしまうのはもったいないです。

できるだけストレスのないロックダウン生活を送れるよう、早めに具体的な対策をしてください。

ロックダウンを楽しむ

ロックダウンは、今まで日本人が経験したことのない新しい状況です。

知らないということは、本当に恐ろしいです。

日本はその点、僕のように海外ですでにロックダウンを経験中の在外邦人から色々と情報を仕入れることができます。

ロックダウンを1週間経験してみて、そこまで恐がることもないな、というのが僕の正直な感想です。

パニックを起こすほどのことではないので、落ち着いて粛々と準備を進めてください。

家族と住んでいる人にとって、ロックダウンは家族とゆっくり過ごすことのできる、貴重なボーナスタイムだと思います。

一人暮らしの人にとっては、普段できない読書や、趣味を極める貴重な時間です。

この先こんな経験はないかもしれません。

せっかくのロックダウンです。

楽しまなきゃ損ですよ。


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