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あたらしさはすぐそこに


おはようございます。SOTA Japanの渡部るり子です。週末の午前中、どのようにお過ごしでしょうか

いやもう週末でも、週末だからしないといけないことがあって・・・お子さんのことだったり、家事だったり、仕事のある日以上に忙しい方も多いかもしれません。とにかく、ゆっくり寝よう・・・そうしたら、あっという間に時間が過ぎて後悔する、という方もいるかもしれません。今週もまた同じ繰り返し、なんて思っている方も多いのかもしれません。在宅が続くと、ずっと家族との時間が長くて、週末と言っても同じ感じがして、なかなかリフレッシュができないという方も多いかもしれませんね。

「リフレッシュしたいなー」というのは、「何か、あたらしいことないかな」ということかもしれません。旅行に行く楽しみというのも、そこにあるのかもしれません。いつもの電車に乗ったとしても、荷物が違う、家族と一緒、友人と一緒だと何かが違う。目的地の駅に着く、あ、こんなところなんだ・・・旅行の間には、沢山のあたらしさに囲まれます。今年はそれも難しかった方も多いのではないでしょうか。わが家もそうでした。変わらない日常が続いているような感覚もあります。

旅行というと、「真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目で見ることなのだ。」というマルセル・プルーストの言葉があります。いやもう、こんな時に出されても・・・という方もいらしたらすみません。でも、ちょっと考えてみませんか。この新しい目って何でしょうか。変わらない日常にも、あたらしさを発見できるということかもしれません。

とはいえ、日常にそんなにあたらしいことがあるのでしょうか。いや、ないない。そう思われるでしょう。それはなぜでしょうか。私たちの脳は、周りのものを瞬間的に何であるか見分けています。この「見分ける」ということで、はるか昔から、人類は危険を察知し、生き延びることができたのです。種としての生存戦略を支える大切な能力だったわけです。板と金属、ではなくてドアだ、とか、見分けられることで、日常が支えられています。

一方で、この「見分ける」能力のおかげで、周囲が常に同じように見えてしまうのです。認知バイアスとも言えるかもしれません。道を歩いていると、道路の脇に咲いている花は、実際には日々違う表情を持っているはずですが、もはや気がつく対象にもなっていないことがあると思います。気がつく対象になっていないところに、あたらしさがひそんでいるのです。私も、ある時、意識をして、通勤の途中にあるビルの上の方を見て、本当に驚きました。あ、こんな形をしていたんだ。一体、何年、ここを通っていたというのに、全く気が付いていなかった。と。目の前の景色が変わって見えました。景色が鮮やかに浮かび上がって来るように感じました。この写真も、特別なところではなくて、家の周りや、少しでた先の道の途中で撮ったものです。あたらしさは実はすぐそばにあります。

今日はリフレクションというよりも、ワークに近い感じです。

本日のお題:いつも見慣れている景色、意識して見てみたら、何か発見はありませんか。その発見を、どう感じられましたか。

日常にも、あたらしさを発見してみませんか。あたらしさは、すぐそこにもあるかもしれません。

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