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日本発のパブリックブロックチェーンが世界のパブリックブロックチェーンになる日。

みなさん、こんにちは。Stake Technologiesで日本発のパブリックブロックチェーンPlasm Networkを作っている渡辺創太です。日本発というのは英語では言ったことないのですが、自分達のルーツとして実はすごく大事にしています。

昨日発表させていただきましたが圧倒的に世界最大の暗号資産取引所であるBinanceをリード投資家に約2.5億円の資金調達をしました。インターネットにおけるGoogleに匹敵するプレゼンスをクリプト界隈でもつといっても過言ではないBinanceから公式に様々な形でフォローいただき世界の中心で勝負していきます。

今回は、「これまでの話し」と「これからの話し」をお伝えできたらいいなと思っています。

これまでの話し

Bitcoinが切り開いたパブリックブロックチェーン思想が大好きで、この業界に入り早くも6年ほど経ちました。早い。。。当時は大学生でしたが、起業しPlasm Networkというパブリックブロックチェーンをかれこれ2年作り続けてきました。プロダクト開発を始めた当時は、そもそもベースとなるPolkadotがローンチしておらず、正直見向きもされませんでしたが、昨今のPolkadotのエコシステムの爆伸びとともに世界でもありがたいことに注目をしていただく機会が増えております。2年前にPolkadotに張るという選択をした当時、今くらいPolkadotが伸びることは予想していましたが、外部要因により自分たちも上がっている状態なので、やっぱり感謝の気持を忘れずやっていきたいと思う次第です。そんなこともあり、現在は、Discordにある技術者向けのコミュニティメンバーが7,000人くらい。トークンのグローバルコミュニティメンバーがTelegramにあり12,000人くらいになりました。(ちなみに日本のコミュニティは190人くらいですw  Plasm Networkをよろしくおねがいしますm(_ _)m)

ちなみにここからはいれます。
Discord: https://discord.gg/sTbJMSg
Telegram: https://t.me/PlasmOfficial

もしよかったらPlasm NetworkのTwitterもフォローしていただけると嬉しいです。

パブリックブロックチェーンを起業家という立場から少なくても2年やってきました。儲からないとか(現時点で)、規制が、とかパブリックブロックチェーンを「事業としてやらない理由」と「できない理由」はいくらでも挙がる現状で気づけば2年前ブロックチェーンだと声高にブランディングしていた会社の多くはDXに舵を切替えたり市場から消えました。もちろん、それ自体が悪いわけではありません。日本DX流行っているしブロックチェーンというよりDXって言ったほうが儲かるでしょうし、見込のない事業なら撤退すべきだと僕も思います。ただ、僕らはパブリックブロックチェーンが好きでこの業界にいて、創業当時から世界で使われるプロダクトを最初から作りにいくことに強い拘りがあったので実際のところキャッシュアウトの危機もありましたが、パブリックブロックチェーンというブロックチェーンの本山でかつ世界でやっていくことはこれまでも、そしてこれからも挑戦していきたいなと思います。

本質的には「自分たちが好きだから」「パブリックブロックチェーンで実現できる未来を作りたいから」という理由でパブリックブロックチェーンをやってきました。これからももちろんそうなのですが、日本でパブリックブロックチェーンをやっている会社が少なくなっていること、そして海外に比べ数周の遅れが発生してしまっていることに対する課題感も強烈に持っています。次世代の中核技術であるブロックチェーンにおいて米国や中国に後塵を拝することは大げさに言わずに国家レベルの問題です。

弊社の株主でもある元SONY CEOの出井伸之さんに「なぜ世界を取ったSONYやToyotaのような会社があった中で、インターネットで日本から世界的なプロダクトが生まれなかったんですか?」という質問をしたことがあります。そのディスカッションを通して学んだのは「そもそも受託ばかりでプロダクトを作る会社が少ない。プロダクトがあってもUSのプロダクトのコピーが多く日本では勝てても世界で勝てない。」「そもそも世界で勝負する起業家が少ない。」ということでした。Stake TechnologiesはDAY1から世界でパブリックブロックチェーンというプロダクトを開発する企業です。

世界で結果を出すことで日本のブロックチェーン業界に貢献できればと思っています。

これからの話し(Stake TechnologiesのVision)

では、次に、これからどこを目指すのか?という話をします。

Stake TechnologiesはパブリックブロックチェーンであるPlasm Networkを作っている会社です。パブリックブロックチェーン企業としてどこを目指すのか?

何言ってるんだ、こいつは?と思われるかもしれませんが、我々は会社清算を目指します。もう少し正確にいうとDAO(自立分散組織)を目指します。

最初のパブリックブロックチェーンであるBitcoinは既存金融の外で生まれました。パブリックブロックチェーンのコア・バリューは分散コミュニティとステークホルダーによりガバナンスされることでプロトコルが誰に対してもオープンであり続け単一の組織が操作をできないということです。

パブリックブロックチェーンを作る会社として、自分たちがいなくても動き続けるプロダクトを作ることがパブリックブロックチェーン企業における「Exit」だろうと思うわけです。これは、プロトコルが1企業の判断によらず誰に対してもオープンで有り続けるという点でも重要です。

FacebookというサービスはFacebookという会社なしには存続しつずけません。Googleという検索エンジンはGoogleという会社なしには存在しつずけません。しかし我々の目指す世界観ではPlasm NetworkはStake Technologiesの存在なしに分散されたコミュニティとステークホルダーの力で存続し繁栄し続けます。

僕の観測する限り、会社は存在しなくてもプロダクトは数百、数千億円の価値を持ち動き続けるというのは日本の経済史、もしかすると世界経済史において株式会社という形態が生まれてからこの方、誰もやったことの無いことかもしれません。しかし、これはパブリックブロックチェーンを用いれば実行可能です。誰もなしてないからこそ、新しい1ページを切り開いていきたいと思いますし、そんな旅路を一緒にできるエンジニアを探しています!

今、やっと世界のスタートラインに立ったので引続き頑張っていきます。

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