見出し画像

【市町村】全国で一番「市」の数が多いのはどこ?

「平成の大合併」により、20世紀終わりから21世紀始めにかけて市町村の数は大きく減少しました。

総務省のサイトによると、

平成11年の市町村数は3232だったのに対し、11年後の平成22年には1727まで激減。約半分になってるんですね…!平成30年10月1日時点で、市町村数は1718です。

市町村それぞれの数に着目すると、

平成11年 670市1994町568村

平成30年 792市743町183村

かつて、町の数は市の数の2.9倍もありました。それが、10年ちょっとで市の数が町の数を逆転してしまったわけです。ものすごい勢いで合併していったことが数だけでわかります。

さて、ここからが本題です。

各都道府県に「市」が存在するわけですが、一番「市」の数が多い都道府県はどこでしょう?

まず言っておくと、わざわざ問題にしているわけですから、答えは「北海道」ではありません。

「市町村」の数でいえば、北海道が圧倒的に多いです。かつて「水曜どうでしょう」で「212市町村カントリーサインの旅」というものもありましたね笑。

現在は185にまで減少しているものの、市町村数二位の長野県(77)に比べたら圧倒的です。そもそも、二位が長野県なのも意外ですが…。このへんは後で深堀りしていきます。

さて、どこが「市」の数でトップかわかりましたか?

以下の政府の統計サイトに、各都道府県ごとの市町村数が掲載されています。

それによると、市の数で全国トップなのは埼玉県で40。埼玉ってそんなに市が多かったんですね…!知りませんでした。

ちなみに、二位は愛知県の38。三位が千葉県(37)。北海道は第四位です(35)。意外な結果ですね。

さらにちなみにですが、平成の大合併前の市の数も、第一位は埼玉県。当時は今よりも多い43もあったそうです(1998年時点)。北海道は第二位の34でした。

さて、せっかくなので他の数も確認しておきます。

市町村の数でトップなのは北海道ですが、二位は、先程も紹介しましたが長野県の77。実は現在、村の数は長野県が全国トップです。
(長野は35村、北海道は21村で第二位。平成の大合併前も長野県が第一位でした)

町の数は、北海道の129が全国トップ。第二位は福島県の31です。

おさらいすると、

市の数の全国トップ→埼玉県(40)
町の数の全国トップ→北海道(129)
村の数の全国トップ→福島県(35)

すべて違う都道府県が並んでいます。今まで考えたこともなかったので、この事実は意外なものでしたね。

今後、市町村の数はどう変化していくのか。大きく増えることはないでしょうから、おそらく少しずつ減少していくものと思われます。

上記の市町村数が見れる政府のサイトでは、過去の市町村数も確認できます。興味のある方は、ぜひ市町村数推移を見て楽しんでみてください笑。

素数はいつも、あなたのそばに。
Let's enjoy SOSU !

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?