週末に観た映画の感想を平日毎日書いてみる 2/16(火)

映画

『American History X』
鑑賞日 : 2021/2/13(土)
鑑賞方法 : Netflix

2日目

『American History X』で1番印象に残っているシーンは上記の画像のまさにその場面だ。

エドワード・ノートンが演じるデレクが殺人を犯し警察に捕まるシーンだが、エドワード・ノートンの表情がとにかく忘れられない。

殺人の現場を目の当たりにし、ショックで跪く弟を見つめながら、たった今殺人を犯したばかりの顔とは到底思えない表情を浮かべる。

これは説明し難いので、是非実際に劇中で確認して欲しい。上記の画像のデレクは済ました顔をしているが、こんなものではない。

デレクがそんな表情をしたのも、白人至上主義の思想があったからなわけで、思想とは本当に恐ろしいものなのだと改めて感じた。

3年後に出所したデレクは、驚くほどのマインドチェンジを遂げており、善良な青年になっていた。
しかし、よくよく考えみると、人種構わず対等に接するようになったわりには、3年前の殺人について、さほど引きずる様子もなく、デレクの殺人という罪に対する意識が薄すぎるのではと感じた。

もし、本当に改心していたら、一生引きずってしまうほどの重い過去になってしまうというのが普通ではないだろうか。そうではないデレクは、本当の意味で心を入れ替えたというわけでは無いのかもしれない。

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