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読書感想文『怪盗紳士モンモランシー/エレナー・アップデール』

なんだかんだで、9作目になりました。
今回は、エレナー・アップデール(著)・杉田七重(訳)・怪盗紳士モンモランシーです。

作品情報:

概要:

警察から逃走中に大怪我をしてしまった主人公は、若き医師によって奇跡的に生還を果たします。そして、刑期を終え娑婆に戻ってきた主人公は、新しい生活をするため表向きは紳士を演じ、裏では怪盗を演じていた。
ある日、暴れ馬から人を助けたことにより主人公の人生が変わって行くのだった。

感想:

異色なタイトルに惹かれて読んでみました。シリーズ物の第一弾らしいです。

表では紳士『モンモランシー』と名乗っている主人公。ホテルで暮らしながら、裏では『スカーパー』を名乗り怪盗を続けていました。表と裏の顔を分けているのは怪我をして、囚人として生活している時に諸々あって、ある方法で盗みを働けばバレないだろうと考えたのが事の始まり。

刑期を終え、娑婆に戻ってきた主人公は二人分の宿を確保するために計画してきた盗みを開始。順調に一人二役をこなしていたが、ある日暴れ馬から人を助けた事によって、今までは盗人だったのが……という感じで1巻が終わりました。一応完結はしてます(笑)

運命の分岐の前にも色々な出来事が起きます。また、主人公は盗人ですが他人に危害を加えたりすることは考えていません。(常に穏便にすまそうとしている)どちらかと言えば、自分のしている事が恥ずかしいということで盗品は売らずに隠したりと、人間味のある怪盗でした。現に、盗む役であるスカーパーを嫌っています。怪盗をしている理由は本編で明かされていたと思います。うろ覚えですいません……。ミステリーかどうかはさておき、中々面白い怪盗物でした。

今回は、ここまでです。
2巻はまだ読了していないのでいずれ読了したいです。

ここまで、読んでいただきありがとうございます。

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