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読書感想文 『体育館の殺人/青崎有吾』

ミステリーが苦手な私が、某漫画に触発されて読み始めたミステリー小説。
今回は、青崎有吾(著)・体育館の殺人の感想を書いていこうと思います。

先に言っておきます。

筆者は、感想文が非常に苦手なので、おい、これ感想文か?と思っても暖かい目で見てください。

作品情報:

概要:

高校の体育館で生徒が殺害されるという事件が発生。
現場は密室だったが、犯行時刻に一人だけ体育館にいた卓球部部長の女子生徒が容疑者扱いに。

容疑者と同じ、卓球部員で後輩で本作の主なキャラクターである「袴田柚乃」は部長の疑惑を晴らすために、アニオタだが頭は凄く切れる、本作の探偵役「裏染天馬」に10万と追加の5万で、部長の疑惑と真犯人を探す依頼をする。

感想:

前提として、この小説は読み手に推理をさせる幕間があります。
筆者は、元々ミステリーが苦手です。
なので、推理をさせる幕間があっても推理していません。

上記を踏まえて、ミステリー初心者が読み終えた最初の感想としては、ミステリーが苦手な人でも読みやすいストーリー展開です。
基本的にあちらこちらにヒントがあるので勘のいい人や普段から謎解きしている人ならすぐに犯人はこいつだ!ってなります。
実際密室の謎は置いといて、犯人は解決編を読む前に勘でわかったくらい。

最初に述べましたが、後半の解決パートの前に自身で推理できる間があります。
推理しながら読みたい!という方はこの間を利用して、自身で推理したうえで解決パートを読んでみるというのもありかと思います。
筆者は、すぐに解決パートを読みました。

ミステリーとしての殺人は一度だけですが、不可解な密室・証言の整合性、密室のトリックはとてもわかりやすかったです。
展開も序盤はよくあるミステリー小説からの始まりです。
しかし、探偵役の裏染天馬の登場により、テンポ良く事件の状況や証言内容が示されていきます。
そして、解決編は更にテンポ良く状況が示されていくので、読むのに苦は感じないと思います。

また、探偵役の裏染天馬はアニオタなので知ってるこれ!みたいなネタがチラホラあります。
あまりミステリーを読んでいないので、この表現が正しいかはさておき、親しみやすいミステリー小説だけど、内容はしっかりしている感じがしました。

私個人的には、同じようにミステリー苦手だから読むのは…って思っている方には是非読んでみて欲しい作品です。
そして、この小説実は〇〇館シリーズの1作目だったりします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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