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なんにもないよ 話すことはない 君がいなけりゃ 笑うこともない 相変わらず僕らは集ま…
ぼくは人生を 道とする比喩はとらない おお、口中が枯れる そして断崖 けれどぼくは あくまで…
おばけが怖くて毛布にくるまる/苦いわたあめをつばで飲みこむ/暑いのと寒いのだったら寒いほ…
夢の中あるいは街の中で ぼくは頻りに話しかける ぼくの天使はどこへ行きましたか? ぼくの言…
鉄の柵や深い堀で隔てられた私と見知らぬ動物たち ヤギとヒツジがいつまでも顎を左右に動かし…
一度ぜんぶを間違えてみたい。そういう気分で街を歩くとき、間違えることの難しさに気づく。例…
散々ないがしろにした おのれの影を抱くと そいつはしとしとと泣いており あらためて 可哀想なやつだと思った 鏡で自分を見るとき なるべく微笑むのは そうでもしないと 睨まれることを よく知っているから くたびれた我が影よ いつだって一緒にいてくれた 苦労をかけてすまないね 錆びついた我が影は すっかり空転しては 何物とも噛み合えずに カラカラと カラカラと 孤独が抱きついてきたので 必死に振りほどいた その優しさが怖かった まっすぐ信じられない私の弱
それは天上から地上へ登る為に無残にも折れた梯子である。 …
文読堂「天使の梯子」の文学批評にご興味をお持ちくださりありがとうございます。 応募方法に…