島田颯

Earth Companyというバリ島を拠点に社会起業家を支援しているNGOで働いてい…

島田颯

Earth Companyというバリ島を拠点に社会起業家を支援しているNGOで働いています🌴| #寄付 #NPO #ファンドレイジング|2021年10月にバリ・ウブドに移住しました🛫| Twitterもやってます(@miya512a)

最近の記事

2023年寄付レポートを公開 #寄付月間

2023年は、10団体/個人に375,100円を寄付しました。 ・単発寄付6件、合計314,000円 ・継続寄付4団体、合計33,600円 簡単に今年の寄付先と寄付した理由を紹介していきます。 【単発寄付】1月 #1 寄付先:LivEQuality Hub 寄付額:300,000円 寄付した理由:2022年の寄付を振り返った時にもっと寄付すればよかったと思い、2023年半桁を2つ上げた寄付をしてみたかった。詳しくは下記。 3月 #2 寄付先:Piece of Syria

    • 新卒NPO職員が30万円寄付して学んだお金の価値観

      2023年1月1日、NPO法人LivEQuality HUBという名古屋を拠点にシングルマザーの住まいの支援を行っている小さなNPOに30万円寄付しました。寄付したのは去年の元旦だったんですが、結果的に一年間温めてました。能登半島地震への寄付を表明している著名人や企業、また寄付や募金に関して世間の注目も集まっているので、今のタイミングで書いて見ようと思い立ちました。 「もっと寄付をする一年にしよう」僕は毎年可処分所得の10%を寄付しようと決めて、他の団体や知人のクラウドファ

      • 成人式の日に30歳の自分を描く

        20歳の自分から見て、今の自分は満足な人生を歩んでいるだろうか。たぶん思っているよりもいい感じ。自己採点するなら85点くらい、では、3年後の30歳の自分はどうなっているか、どうなっていたいか? 30歳を迎える日には「器のどでかい人間」になっている。 個人・組織を超えて、セクター・社会に価値を生み出せる人間になり、現在のみならず将来世代にインパクトを残せるコトを成す。その方向性が描けている。物質的な豊かさが達成させられた日本社会では、あらたな豊かさの指標が必要で、そのヒント

        • 【朗報】企業が”サステナビリティー実現”のためにNPOと協働する時代が到来した

          サステナビリティー人材は異業種から ソニーGはNGO(日経新聞) という記事が昨日掲載されていました。 有料記事となっているので、内容を要約すると、 という流れを受けて、ソニーはNGO出身の中途社員を採用して、NGOの経験を生かし国際団体やNGOと関係構築したり、人道支援などで連携したりする仕事を任せていると。 この潮流は、 企業目線で、NPOが自社のサステナビリティー実現のパートナーになる NPO目線で、企業がNPOの経験やスキル・人材を求めている という時代

        2023年寄付レポートを公開 #寄付月間

          #認定ファンドレイザー を取得しました!

          Facebookに書くのも照れるので、認定ファンドレイザー取得したことで、今思っていることはnoteに書き残していこうかと。 そもそも「ファンドレイザー」とは、NPO/NGOという非営利団体で「寄付」を集める仕事です。ただ、これはほんの一面でしかありません。 僕にとって「ファンドレイジング」とは、仕事・職業というよりも、生き方に近いです。 「お前はどう生きたいのか?」と問われた時に、「世界中の困っている人全員を助けることはできないかもしれないけど、せめて自分が出会った人

          #認定ファンドレイザー を取得しました!

          「寄付を集めることでは、団体の危機を救えなかった」#ファンドレイジングスクール卒業から1年経った振り返り

          今週末、グループメンターとして参加させいただいている今年度のファンドレイジングスクールの集大成となる自団体の発表があった。 1年前、自分も同じ立場にあり、昨年立てた計画を実践することができたのか。できたこと、できなかったこと、学びをどう団体運営で活かすこととができたのか、ファンドレイジングスクールを卒業して1年間を振り返ってみたい。 👇スクールでの学びは、こちらの対談記事へ ちなみに、僕が働くEarth Companyの詳細はこちら。 1年間で実践できたこと・できなか

          「寄付を集めることでは、団体の危機を救えなかった」#ファンドレイジングスクール卒業から1年経った振り返り

          「満たされている感覚」と「ハングリー精神」の振り子的成長

          "颯くんって、「今の幸せを噛みしめる力」と「もっと成長したい」をいい感じに両立してるよね"と言われた。自分では、あまり意識していなかったけど、とてもしっくりきた。言うなれば、「満たされている感覚」と「ハングリー精神」の2つのバランス感覚の良さ。 南国のバリに住んでいること、社会課題に関わり、それを仕事にできていること、楽しく愉快な友人たちに囲まれていること。自分の置かれている環境は当たり前ではなく、特別な環境に身を置かせてもらっているということを忘れないようにしている。

          「満たされている感覚」と「ハングリー精神」の振り子的成長

          2022年寄付レポートを公開 #寄付月間

          2022年は、10団体/個人に79,000円を寄付しました。 ・単発寄付8件、合計64,000円 ・継続寄付2団体、合計15,000円 簡単に今年の寄付先と寄付した理由を紹介していきます! 【単発寄付】2月 寄付① 寄付先:ソウレッジ 寄付額:3,000円 寄付した理由:日本で緊急避妊薬(アフターピル)を手に入れるには、産婦人科に行かないといけず、値段も1万円以上するんですね。それって、医者の既得権とつながっているし、緊急避妊薬が手に入りやすくなったら若年層の妊娠リスクが

          2022年寄付レポートを公開 #寄付月間

          貧困化する日本で広がる「令和の若者のミニマリズム的思考」

          日本は、オワコン社会なのか。 少なくとも、明るい未来が待っていると自信を持って言える国ではない。 若者の賃金は上がらず、超少子高齢化社会が進み、社会保険料がどんどん上がっていく。 いくつかの社会指標を見てみよう。 ①日本の未来のとらえ方 日本財団が行っている18歳意識調査では、日本の若者が「自分の国の将来が良くなる」と答えた人の割合は、10人中たったの1人。(日本財団 2019) ②子どものウェルビーイング ユニセフが発行している子どものウェルビーイングランキング

          貧困化する日本で広がる「令和の若者のミニマリズム的思考」

          「寄付規制法案(仮)」の勉強会・意見交換会で話された内容をまとめました

          本日、11/9(水)に日本NPOセンターなどが主催する寄付規制法案(仮)の勉強会・意見交換会に参加した。昨日開催が決まり、今朝案内が来たことからも、緊急開催っぷりが伝わってくる。それでも、200人の人が集まったことが、本トピックに関する関心の高さの現れだろう。 本noteでは、イベントに参加して、イベントレポートという形で簡単に会の内容を共有したい。(なお、本noteの執筆は非公式で個人によるものであり、内容の漏れや誤字脱字はご容赦いただきたい。) <メモ> スピーカー①

          「寄付規制法案(仮)」の勉強会・意見交換会で話された内容をまとめました

          食ってくために、生きてるわけじゃない

          "not only survive but thrive (生き残るだけでなく、繁栄する)" 今、Earth Companyでは、来年度支援するインパクト・ヒーローの選考真っ只中です。21人の候補者とインタビューを進める中で、チームでどんな基準で候補者に質問をするか、毎回話すのですが、その中で出てきたのがこの言葉。 ヒーローたちと話す中で、同じ問いを自分に投げかけた時に、 「自分はサバイブする=食ってくことだけに執着して、満足していないか?」 と。 これまでの生活の

          食ってくために、生きてるわけじゃない

          新卒NGO就職を決めてから2年間が経ったので、あの時のキャリアの悩みを振り返る

          入社エントリーなるnoteを書いてから、既に2年が経とうとしている。 NGOへの新卒入社を決めた時に、最後の最後まで迷ったのは「NGOで働いたとして、次のキャリアの選択が狭まるのでは」という問いだった。 ありがたいことに、僕史上2番目に読まれているnoteで、少なからず同じ悩みを抱えるまだ見ぬ同士に届いている気がして嬉しい。 約2年間、NGOに正社員として勤めた。その中で、「キャリアが狭まっているのか?」という問いに答えていきたい。 答え:否。むしろ広がっている率直に

          新卒NGO就職を決めてから2年間が経ったので、あの時のキャリアの悩みを振り返る

          文化って、そこで暮らす人から学ぶのが一番だよね

          ちょうど先日バリの住んでいるバンジャール(町内会)で、オダランという半年に1回のお祭りがありました。 夜9時頃から集まってバリの踊りを踊ったりバロンが現れてサンスクリット語の物語を劇風に演じたり。最終的には夜12時を超えても老若男女こんだけ多くの人が集まっていました。 聞くと、パンデミック以来初めての大規模なお祭りでみんなとても気合が入っていたそう。 バリのウブドに住んでいて思うのはとても地元のコミュニティの繋がりが強いということ。 沖縄のうるまの島嶼地域にいた時にも

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          【3/8から】バリ島への隔離なし入国の対象者と気をつける7つのポイント

          3/9の日本時間21時に在インドネシア大使館からの「バリ島、バタム島、ビンタン島での入国特別措置(政府通達の発出)」と「外国人のインドネシア入国規制(バリ島における観光及び公用目的の特別到着ビザの発給開始)」という件名のメールで正式に通達が来ました。 バリ島、隔離なし入国実施します! ということで、大使館から通達の内容を引用しつつ、バリへの入国のために必要な対応について簡単に解説しています。 バリ島隔離なし入国の7つのポイントバリ島隔離なし入国のポイントは、 1)ワク

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          「NPO新入社員は全員ファンドレイジングスクールへいけ!」

          私(@miya512a)は大学を卒業後、2021年4月に3年間インターンとして関わってきたNPOに新卒入社しました。そして、6月からファンドレイジングスクールに通い、9ヶ月間学ぶ中で「このスクールは、NPO新入社員が必須でいくべき!」と強く感じたので、このnoteを書きました。 ぜひ新卒NPO入社を決めた卒業前の大学生や、NPO転職1年目の方にぜひ読んでいただきたいという内容になってます。 7000文字を越える長文となりますので、ぜひお時間にある時に、お付き合いください🙏

          「NPO新入社員は全員ファンドレイジングスクールへいけ!」

          トンガの支援状況と、もしもマーシャル諸島で起こっていたらの話

          トンガ沖で海底火山の大噴火から1週間。日本も到達した津波の影響を考えれば、トンガという一国がまるごと飲み込まれて、国が沈没という最悪なシナリオが思い浮かびました。幸いにも津波・火山灰の被害は大きいものの、国が滅亡するまでには至らず、日本を含む世界各地から支援が集まり、支援物資・部隊が現場入りし始めているようです。 Facebookでシェアしたトンガのオリンピック選手が立ち上げたクラウドファンディングには、1週間で11,000人を超える人々から約5200万円が集まりました。

          トンガの支援状況と、もしもマーシャル諸島で起こっていたらの話