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1時間目 おんがくの準備

前回、音楽の国で生きていくためにまずは音楽語を話せるようになろうということで「楽典(がくてん)」という本を紹介しました。

あまり長い記事だと疲れると思うので、これからは細かく区切っていこうと思います。

楽典には何が書いてあるの?

一般的な楽典の本にはこんなことが書いてあります。(今回は前回もご紹介した「楽典 理論と実習」(音楽之友社)の目次を基準に書きました)

1.音って何?
2.音楽を書くための道具と名前
3.リズムと拍子って何?
4.音の高さ
って何?
5.音の並べ方

6.音を重ねる
7.音楽のスピードと強弱について
8.表現や演奏方法の伝え方について

これね。音大受験を考える人ならほとんどの人が見たことあるはず。
もちろんそれぞれの中がさらに細かく分かれてるんだけれど、今回はこの程度に。

ここで学んだことを基礎にして生きていきます。
つまりここに書かれてることっていうのは音楽の世界の義務教育的な内容(を難しく書いてある(笑)※個人の感想です)だから音大生とかクラシックの人向けっていうわけじゃなくて、全ジャンルの音楽人にとって当たり前じゃないとハッキリ言って困ります!

だから使う教科書は違ったりするでしょうけれど、
残念ながら音楽系の専門学校でも結局同じことをやるんです。

コードと和声

ちなみにクラシック以外のDTMとかの人だと6.音を重ねるを「コードのことでしょ?」って思いがちなのですが、違います

ポップス音楽でいうところの「コード理論」は「和声学」という名前で別な教科書になっていてコード理論よりもはるかに複雑です。「コード理論」とか「コード進行法」とかっていう科目のある音大もありますけど(進学するコースにもよる)、あくまでも「和声学」とは別な扱いです。

クラシック⇔ポップス

そもそもクラシック以外の音楽は(雅楽とかそれぞれの民族の伝統音楽は別な話)多くの人たちがもっと気軽に音楽を楽しめるようにしたもので、一般的にロックやジャズやEDMなどすべてのジャンルをひっくるめて「ポップス」「ポピュラー音楽」つまり「大衆音楽」といっています。

ここの記事でもこの言い方は使わせて下さい。
ポップスというとロックなどと区別した、ポピュラー音楽の中のさらに細かいジャンル名としての方が親しみがあると思いますが、他に言葉がないのであくまでもクラシック音楽じゃない音楽という意味で!
だからジャズの人もロックの人も…「私の音楽はポップスじゃない!」なんて怒らないで下さいね。

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