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フィジー旅⑥38歳、初めて一人海外へ

いよいよ。3日目。終日フリーの最終日。あまりにもあっという間だったなあ、なんて感慨深げに振り返りつつ、ちょっぴり遠出をしてみることにした。

フィジー留学経験のある友人が住んでいたラウトカへ。バスで行こうか、おとなしくタクシーにしようか迷ったが、よりローカル色を味わいたくて片道1時間超おんぼろバスに揺られて現地を目指した。

思えば、イタリアでもロンドンでも北京でも、言葉もろくに話せないくせに現地の人に近い暮らしを味わいたくて好んでローカルバスに乗ってきた。ご多分にもれず、フィジーのバスもまあいい意味でゆるくて楽しかった。

黙っていても汗が湧き出るほど暑いのに窓全開でクーラーなし。どころか、ドア自体閉めずに運転している。さらにドライバーはケータイで通話しながら走り、白線大幅に超す蛇行運転。このテキトーな感じ、嫌いじゃない(笑)。

降りたいときはベルにつながっている紐を動かし鳴らすという超原始的なシステムなのに、料金は現金NGでバスカードなるものをピッとしないと受け付けてくれない。バスカードを購入するところから四苦八苦しつつ体験した。

まちなかに着くまでは村?ってくらい牧歌的な風景が続く。道路も舗装が徹底されてなくて、ただでさえオンボロなバスは揺れに揺れまくる。わたしは全然平気だけど、車酔いする人は大変だろう…。

小一時間揺れ続け、ようやく到着!
さすが街って感じでいろんなお店もデパート的なところもショッピングモール的なところもあるんだけど、やっぱり惹かれるのはマーケット。旅行者だから野菜も果物も買って帰ることはできないが、みているだけでワクワク。ああ、これが現地の日常生活だよなーって。

街並みはちょっと古めの映画のワンシーンにでてきそうな、ポップな色使いがかわいかった。

迷ったり疲れたりしたらタクシーで移動しようと思ってたけど、結局帰りもバスに乗り、さらに勢いあまってホテルを通り越してナンディタウンまで足を伸ばし、ここでもマーケット中心にのぞいて現地の活気ある風景を楽しんだ。いわゆるお土産的なものは買えなかったけど、記念にワンピを買ってそれをすぐ着て過ごしたり、いろんな人に話しかけて交流を楽しんだり。

やっぱり、ぶらり一人旅、最高。

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