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眠れない夜に

夜更かし族にとって、午前5時は立派な深夜だ。


朝の光は誰しもに平等に降り注ぐ。


あれは仕事の都合で泣く泣く高速バスを利用し帰宅した日のことだった。


見慣れない朝の明るさに戸惑いながら、昨夜を引きずったままのくすんだわたしがトボトボ歩く。



庭で花に水をやるおばあさんと目があった。


「おはようございます」

まるで普段からこの時間を知っているかのように、午前5時に馴染んでいるかのように。努めて明るく声をかけた。

「おはようございます」

笑顔とともに返されたその声には、朝を生きていない者に身勝手な劣等感を抱かせる爽やかさがあった。

うつむき、無言で足早に通り過ぎるほうが、この日のわたしには似合っていたのかもしれない。

両手いっぱいにぶら下げた買い物袋を右手に左手に持ち替えながら、何かから逃げるようにそそくさと家路を急いだ。



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夜中に目が覚め寝付けなくなり、あまりに暇なもんだから。
カーテンの隙間から見える空がまだ暗闇なのを確認しつつ、朝帰りした日の気まずさ、自分の情けなさをぼーっと書いてみた。


…スマホポチポチしてないで、いいから早く寝なさい自分💦

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