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会社の先輩(同性)から彼氏を作るなと言われた話

私には会社に親しい女性の先輩(同性)がいる。

会社でわからないことがあれば優しく教えてくれるし、

プライベートで一緒に出掛けたりするぐらい仲が良い。

そんな先輩から、この前「かごめちゃんは一生彼氏を作らないでほしい」

と言われた。

言葉の意味が一瞬汲み取れなかった、と言えば嘘になる。

前々から私に対しての過剰なほどの過保護感が強いその先輩は、

私をいったいどのように見て、どれほどに尊いものだと見ているのだろうか

と頭の中が混乱してしまった。

先輩は、私に対しての愛が重すぎる。


自分で言うのもおかしいが、私はその同性の先輩から

前々から異常なまでの好意を向けられていた。

「顔がタイプで好き!尊い、一生そのままピュアで純粋なままでいてほしい」

と出勤する度に言われているのだが、その愛を毎回伝えてくれるその重さに

私は少し困っていた。

(は?好かれてんのに贅沢なこと言うな)と

一部の人に反感を食らいそうだが、

決して自慢したいわけではなく、

私も今まで生きてきた中で、こんなにも

可愛いの、顔がタイプ!だの言われてこなかった人生で、

なんなら男子という生き物から生涯モテたことがない人間で

同性の女性からでもあり、正直混乱していた。

私はちゃんとした彼氏はできたことがない。

中学生の淡い恋愛(3か月)ともう一つは大人になってから最短2週間という最高記録をたたき出した、カウントしても意味のないうっすい恋愛歴しかない。

20代になってもまだちゃんと「彼氏」と堂々と胸を張れる相手がいないことへのコンプレックスといったら尋常じゃない。

そんな先輩は、私をまだ何もしらない無垢な女の子とでも思っているのだろう。

汚れてない、酸いも甘いも世の中のことをまだ知らない、田舎から出てきたばかりの都会に染まってない、垢ぬける前のピュアな女の子とでも思っているのだろう。

まぁ、間違ってはない。恋愛経験としては間違ってないが、ピュアさで言ったら間違っている。

そんなピュアではない。誠実でもない。家に帰ったらおっさんのごとく
あぐらをかいては飯を食い散らかし、
部屋は汚くてだらしない。

そんな天使のようにいつでも微笑んでいるような女ではない。

女友達との会話なんてゲスな話しかしない。むしろそれをつまみに酒を飲んでいる。

恋愛経験がないだけで、過保護に尊く感じられるその感性に、私は差別を感じた。良い気分にはならなかった。

普通に平等に接してほしい。

私は彼氏が欲しい!

切実に願っているこの気持ちを先輩に吐露したら
「彼氏は作らないで!一生純粋な綺麗なままでいて!」と言われた。
それも冗談な感じではない。結構なマジトーンで言われる。

最初に伝えるのを忘れていたが、
先輩には彼氏がいる。
別に恋愛対象が女というわけではない。

???

彼氏がいて、私には彼氏を作らないでほしい?
一生純粋なままでいて?
意味が分からなかった。

過去の恋愛について聞かれたとき、
わたしが恋愛経験が少ないといったとたん
先輩は喜んだ。
そのまま汚れないでほしいとも言われた。
?が止まらなかった。

先輩は、恋愛において大半のカップルにはある
体での愛情表現、性的な愛を汚れていると思っているのだろう。

かごめちゃんの身体を知らない男性が触れるなんて嫌だ、とも言われた。

何度も思う、私をなんだと思っているのか。
そして、私はあなたの何なのか。

余計なお世話である、これに尽きる。

私を竹から出てきたかぐや姫だと思っているのか?


何度でも言う。

あなたは私のなんなんだ?


そして、過保護に私を見ないでくれ。
そして誰か教えてほしい、先輩が私に抱くこの感情、気持ちは
いったいなんなのか。

名前があって、そのような症例があれば、納得して俯瞰的にその人を見ることができるのに。

私はただただ、一人の人間として接してほしいのに、他人が過保護に真向から否定して、そっちに行くのは悪だと言ってくるのは正直いい気がしない。

度が過ぎた、偏った愛ほど怖いものはないし、離れてしまう原因にもなる。

メンヘラってこういうことを言うのかな?

わからん、ますますわからない。

とりあえず同性先輩からの偏った好意で

混乱と怒りを天秤にかけて今日も生きている人間の日記でした。

また進展があれば書きます。


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