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大きな子供よこんにちは


いろんな大人がいる。
大人になって、それをひしひしと感じている。

接客業をしている私は、いろんなお客さんと接する機会が
多いい分、いろんな大人と会話をする。

ものすごく難癖をつけてきてくれる人

自分の考えていることが100正しいと思ってきてくれる人

ものすごく態度が大きい人などなど

それはそれは大きな子供たちがいっぱいいらっしゃるわけで、

私はそんな人たちを目の当たりにするといつも

(なんかしゃべってるなぁ、この人が子供だった時ってどんな感じだったんだろう。この人にも子供の時代はあって、おかあさんのおっぱい吸って育ってきたんだなあ、大きくなったねぇ)って思う

こう思うことで、なんかどうでもよくなる。諦めがつく
この人は(大きい)子供だから仕方がない。
優しく対応してやるかぁと私が大人役を買って出る。

たまーにこんなことも思う。人生っておままごとなんじゃないかと。
仕事もやってはいるけどお客さん役と社員役がいて
なーんかやってる風なんじゃないかって

この顔もあの顔も話してはいるけど、コミュニケーションはしてるつもりだけど、なにかマニュアル通りでお客さんに聞かれることもたいてい
決まって同じようなことで、おままごとみたいに
役決めをして、各々の役にその時間は真っ当して、
仕事が終わったらその役は解けて、お客さんも家に帰ったらその役は取れて、おのおのが自分に戻るような感覚。

そんなおままごとを毎日毎日人はやっている。
毎日毎日、おままごとをしている。
おままごとがいつも同じ役、同じ内容だとつまらない。

今日はお客さんに弱腰ではいかない女になる日だったり、
今日はなめられない日で行く!だったり、今日はお客さんに優しく接していくよう頑張ろうだったり、そんなおままごとの役を決めて出勤している。

いつか、おままごとじゃなくて、自分が誇りを持てて、目の前の人に本気で幸せになってもらいたいと思えるような、ごっこ遊びじゃなくて、本気になれる、そんな仕事をしたい。

いや待てよ、あぁ、そっか。ごっこ遊びも本気でやれば遊びの範囲を超えることもあるのか。

今日はなんのおままごとをしようか

何役でいこうか

素敵女子っぽくいこうか、サバサバ系でいこうか、

そうか、なににでもなれるのか、自分次第で。

本気で目の前のおままごとを1回やってみるかぁ。



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